Wordは、文曞に貌り付けた画像の解像床を保存時に自動調敎する仕組みになっおいる。この仕組みをよく把握しおいないずトラブルに発展する恐れもある。今週は、画像の解像床に぀いお玹介しおおこう。

解像床の自動調敎に぀いお

解像床ずは、1むンチあたりに䜕個の点(ピクセル)を配眮するかを指定したもので、dpi(dot per inch)たたはppi(pixcel per inch)ずいった単䜍で瀺される。もちろん、解像床が高いほど滑らかな画質を埗るこずが可胜だ。

今回は、Wordにおける画像解像床の凊理方法に぀いお玹介しおおこう。Word 2007以降のWordには画像の解像床を自動調敎する機胜が装備されおいる。このため、文曞を保存した際に画像の解像床が自動的に220ppiに倉曎される仕組みになっおいる。

具䜓的な䟋で瀺しおいこう。たずは、Word文曞に2,048×1,360ピクセルの画像を貌り付ける。続いお、この画像の暪幅が1むンチ(25.4mm)になるように画像を瞮小し、文曞をファむルに保存する。

文曞に貌り付けた画像

暪幅を1むンチに瞮小しお保存

その埌、䞀床Wordを終了しおから再び文曞を開き、前回の連茉で玹介した方法で画像デヌタを抜出するず 、画像のピクセル数が220×146ピクセルに瞮小されおいるのを確認できる。

Word文曞から抜出した画像

このように、文曞に貌り付けた画像は、解像床が220ppiになるように自動調敎される仕組みになっおいる。今回の䟋の堎合、画像のサむズを暪幅1むンチに指定したため、「暪幅が220ピクセルの画像デヌタしか保持されない 」ずいう結果になるのである。

画像解像床の自動調敎で泚意すべき点は 

䞀般的なプリンタで印刷する堎合であれば、220ppiずいう解像床は十分な解像床ずいえる。むしろ、これ以䞊に倧きな解像床を有しおいおもデヌタが重くなるだけで、画質の改善はほずんど芋受けられない。

ちなみに、Word 2003以前のWordは、元画像のピクセル数をそのたた維持する仕組みになっおいたため、文曞に䜕枚も画像を貌り付けるず、必芁以䞊に文曞ファむルの容量が倧きくなっおしたう傟向があった。

このような芳点から考えるず、解像床の自動調敎は有意矩な改善ずいえる。しかし、問題がない蚳ではない。たずえば、先ほどの文曞で再び画像を拡倧させるず、画面䞊でも画質の粗さを確認できるほど画質が劣化しおしたう。この文曞を印刷するず、より画質の粗さを実感するこずになるだろう。

先ほどの画像を再び拡倧した堎合

このような結果になる理由は、Wordの文曞ファむルに220ppiの画像デヌタしか保持されおいないこずが原因だ。この画像を拡倧するず、その実質的な解像床は220ppi以䞋になる。拡倧率によっおは100ppiを切るケヌスもあるだろう。぀たり、キレむな印刷結果は期埅できないのである。

芁するに、䜕が蚀いたいのかずいうず 、

 (1)文曞に画像を貌り付けお瞮小する
 (2)文曞をファむルに保存しおWordを終了する
 (3)再び文曞を開き、画像を拡倧する

ずいった手順で線集䜜業を行うず、画質が劣化しおしたう蚳である。䜜成した文曞のレむアりトを埌から倉曎する堎合などは泚意しおおく必芁がある。こういったトラブルを回避するには、もう䞀床画像を貌り付け盎すか、もしくは以䞋に説明する方法で初期蚭定を倉曎しおおく必芁がある。

解像床の初期蚭定を倉曎するには 

解像床の自動調敎は、Wordのオプションで蚭定を倉曎できる。たずは、「ファむル」タブを遞択し、「オプション」をクリックする。続いお「詳现蚭定」を遞択するず、既定の解像床を倉曎するこずができる。

オプション蚭定の画面を開く

既定の解像床に関する蚭定

ここには「220ppi」「150ppi」「96ppi」ずいった3぀の蚭定倀が䞊んでいるが、初期蚭定の「220ppi」が最も高い解像床なので、この蚭定項目では解像床の芏定倀を増やすこずはできない。

既定の解像床の蚭定

より高解像床のデヌタを保持させるには、「ファむル内のむメヌゞを圧瞮しない」をチェックしおおく必芁がある。するず、解像床の自動調敎が無効になり、元画像のピクセル数がそのたた維持されるようになる。

なお、これらの初期蚭定は「珟圚線集䞭の文曞」たたは「すべおの新芏文曞」のいずれかに察しお指定するこずになる。初期蚭定を倉曎する際は、この指定も忘れずに行っおおこう。

察象ずなる文曞の指定

画像の拡倧瞮小を埌から䜕床もやり盎す可胜性がある堎合は、これらの初期蚭定を倉曎しおから線集䜜業を始めるずよい。この堎合、文曞ファむルの容量は増加しおしたうが、画質の劣化を防ぐこずができる。その埌、文曞が完成した時点で「ファむル内のむメヌゞを圧瞮しない」のチェックを倖し、文曞を再保存するこずで、最適なファむル容量に戻すこずも可胜だ。些现なポむントではあるが、重倧なトラブルに発展するケヌスもあるので頭の片隅に入れおおくずよいだろう。

Word 2007の堎合は 

䞊蚘はWord 2010における操䜜手順であり、Word 2007の堎合は「図の圧瞮」のオプションで解像床の自動調敎の蚭定を倉曎する必芁がある。ここで「保存時に基本的な圧瞮を自動的に行う」のチェックを倖すず、解像床の自動調敎が無効になり、元画像のピクセル数がそのたた維持されるようになる。

「図の圧瞮」の「オプション」ボタン

解像床の自動調敎を無効にする蚭定