2020年が始まりましたね。令和への改元があった2019年は、女子たちはどんなアプリやサービスにときめいたのでしょうか。毎年流行ランキングを発表している、マイナビティーンズとAMFのランキングを元に、10代女子の2019年を振り返ってみます。
小学生のときから愛していたアイドルやゲーム
まず、もっともオトナ世代にセンセーショナルだったアプリが「Zenly」でしょう。以前の記事「高校生に大流行! Zenlyってなに?」でもお伝えしましたが、自分の位置情報を常に公開し合うサービスです。マイナビティーンズ「ティーンが選ぶトレンドランキング」の「流行ったモノ」部門には5位に入っています。それによると、「待ち合わせに便利という理由から使用するティーンが増加している」とのこと。最近では、母親が子どもの見守りの意味で使用しているケースも聞きます。自分が今どこにいるか、他人に知られても抵抗がない人が、実はオトナにも増えているのかもしれません。
女子高生が大喜びした出来事が「嵐のSNS解禁」です。マイナビティーンズでは「流行ったコト」部門で4位に入っています。嵐のファン層は広いのですが、ちょうど今の女子高生や女子大生が小学生だったころ、嵐の人気も急上昇していました。Twitter、Instagram、Facebook、TikTok、Weiboに、嵐が一斉に公式アカウントを開設したことで、憧れの嵐が自分たちの近くに来てくれたような親近感を抱いた人も多かったようです。ある女子高生は、予告なしに行われたInstagramライブにコメントをして、「動く嵐の横に自分のプロフ画像が表示された!」と興奮してスクショを連写したそうです。活動休止まで、SNSを通じてファンとより密接な交流が行われそうですね。
また、「流行ったモノ」1位に輝いている「マリオカート ツアー」も印象的です。アプリのリリースは2019年の9月。今の10代が小さいころ、3DSやWii Uなどで楽しんだマリオカートがスマホで楽しめるということで、大流行となりました。女子も男子もインストールして楽しんでいましたが、「対戦ができない」と不満を漏らす女子高生も。2019年12月に、有料会員向けに「リアルタイムマルチプレイ」のベータテストが行われたので、近いうちに正式導入されるかもしれません。まだまだ盛り上がりそうですね。
自撮りや動画コンテンツの人気も継続
2019年は、「さりげない盛り」「ナチュラルな盛り」ができる自撮りアプリが流行しました。なかでも人気だったのは、「SODA」です。AMFの「JC・JK流行語大賞2019」では、アプリ部門の1位になっています。アプリを起動して撮影するだけで、自然にビューティ加工ができることで人気となりました。
同じくSNOW社のアプリ「SNOW」で流行ったのが「そっくり診断」。自撮りした顔にそっくりな芸能人が診断される機能ですが、意外な人と似ていると診断されることもあり、みんなが試してシェアしていました。10代女子だけでなく、芸能人もチャレンジ。
お笑いコンビ「NONSTYLE」の井上裕介さんが、俳優の中村倫也さんに似ていると診断されたInstagramが話題になりました。10代女子は診断が大好きなので、ツボを突く診断結果が出るサービスはあっという間に流行します。SNOWそっくり診断はマイナビティーンズの「流行ったコト」で6位、AMFのアプリ部門で2位に入っています。
動画コンテンツの人気も相変わらず続いています。体型が気になる10代女子の心をつかんだのが、韓国のYouTuber「Josh & Bamui」が踊る「HandClapダンス」でした。人気はYouTubeに留まらず、TikTokにダンス動画を投稿する人も続出。ダイエットといっても苦しさは感じられないダンスで、TikTokのダンスを真似して踊ることが好きな10代女子はつい試してみたくなったのでしょう。とはいえ、実際に効果があったという声ももちろんありますので、忘年会・新年会が続いて太ってしまったお父さんたちもぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。