簡単操作で会議や会話を録音してAIが要約をまとめてくれる「AIノートテーカー」と呼ばれる製品が増えています。今回は2026年4月2日から日本でも発売になった米Comulyticの「Comulytic Note Pro」を使ってみました。サブスク不要でも必要な機能が使えるという点が大きな特徴になっています。

  • AIノートテーカー「Comulytic Note Pro」

    AIノートテーカー「Comulytic Note Pro」

Comulytic Note Proはクレジットカードを一回り小さくしたサイズ。大きさは約3.0×約52.0×約86.0mmで、重さは21.7g。ポケットに難なく入ります。背面を見ると専用の充電端子が見えるだけとシンプルな構造。カードケースにも十分入るので、持ち運びも楽です。連続録音時間は最大45時間とのこと。他社製品などは音声認識でも無料で使える時間は300分などの制限がありますが、Comulytic Note Proは基本、要約ならば無料で利用可能、本体を購入するだけで使えます。

  • 充電は専用端子を使う

    充電は専用端子を使う

付属の専用充電ケーブルの片側はUSB A端子ですが、Type-Cへの変換コネクタも付属しているのは便利。ただ昨今のUSB事情を考えるとType-Cに直接させるケーブルも欲しいところです。また本体をすっぽりと収納できるケースも付属。背面のマグネットを使いiPhoneのMagSafeや他機種のマグネットリングに装着できます。

  • 充電ケーブルとケースが付属

    充電ケーブルとケースが付属

筆者も普段はスマートフォンの背面に貼り付けて持ち歩いています。ちなみにサムスンのGalaxy S26シリーズなど、マグネットの位置が若干上側にあるモデルでも、カメラに干渉せず貼り付け可能です。なお写真に見えるように、Comulytic Note Proのディスプレイ部分にはバッテリー残量、Bluetoothの接続状況、スマートフォンとの接続状況が表示されます。

  • Galaxyなどマグネットがやや上側にあるモデルにもケースが装着できる

    Galaxyなどマグネットがやや上側にあるモデルにもケースが装着できる

Comulytic Note Proの使い方は、まずはスマートフォン側に「Comulytic」アプリをインストールします。利用にはユーザー登録が必要ですが、Apple IDやGoogleアカウントをそのまま利用することが可能です。インストール時にはAIの文字起こしをより正確にするため職業の選択を行いますが、一般的な会話を録音するのであればあまり気にする必要はないかと思います。インストールの途中で「スタータープランが利用可能になりました」と表示されますが、これは無料プランが適応された意味です。インストールが完了したら、画面に表示される「AI音声レコーダーを接続」をタップします。

  • アプリをインストールしてAIレコーダーを接続

    アプリをインストールしてAIレコーダーを接続

そばにComulytic Note Proを置いておくだけで、すぐに見つかり、スマートフォンの画面で接続が完了することがわかります。

  • Comulytic Note Proの接続が完了する

    Comulytic Note Proの接続が完了する

この後は、AIが音声をより明瞭に解析できるようにいくつかの設定を行います。アプリの画面には「初期設定」と「もっと見る」の2つのブロックに設定項目が分かれていますが、基本的には初期設定の3つだけを行えば使えます。この中で「AI音声の認識」は自分の声をComulytic Note Proに録音して、AIに覚えさせる作業。他の2つはクラウドへのデータ保存と、言語を自動設定するか、日本語など特定の言語にするかです。

  • 最後に最適化の設定を行う

    最後に最適化の設定を行う

使い方は簡単です。Comulytic Note Proのディスプレイ部分右にあるボタンを1秒押すと、録音が始まります。ディスプレイ部分も録音時間が表示されるため、録音がはじまったことがわかります。録音中に一時停止したい場合はボタンを一瞬押すだけ。再び押すと録音が再開します。そして録音を終える時もボタンを1秒押します。ディスプレイには「保存済み」と表示されるので、録音が終了したことがわかります。

  • ボタンを1秒押して録音開始・停止と簡単操作

    ボタンを1秒押して録音開始・停止と簡単操作

さっそく録音してみました。まずは15秒程度の音声を一人で録音。録音終了後、アプリを開いて録音ファイルが転送されたことを確認して、そのファイルをタップします。15秒では短いため「分析や要約はできません」と表示されまが、話した内容はきちんと日本語にテキスト化されています。混んでいるファミレス内でテーブルにComulytic Note Proをおいて話をしましたが、日本語の音声認識率は悪くありません。

なお、画面に表示される「要約を生成」を押すと、ポップアップが開き無料で使える「基本要約」と、サブスクのプレミアムプランで使える「高度な分析・要約」を選べます。今回は基本要約でどの程度使えるかを試してみました。基本要約を選ぶと、まず話者数と言語を選ぶ画面になるので今回は1人で日本語と選択。その後のテキスト化は短い音声とはいえ、ほぼ100%私の話した言葉を画面に表示してくれました。音声ファイルを聞きたいときは、画面の一番下の中央の再生ボタンを押します。

  • 15秒程度では要約ではなくそのままテキスト化される

    15秒程度では要約ではなくそのままテキスト化される

今度は友人と5分程度の雑談をしてみました。こちらもファミレスで、周りはかなり騒がしい環境でした。録音終了後にスマートフォンアプリ側で転送された音声ファイルをタップすると、すぐに全体の要約のAI処理が始まります。長い時間の会話でも、AIが全体のおおまかな概要をざっとまとめてくれるわけです。要約が終わると、まず最初に「概要」として全体のまとめ。その後に、話した内容をトピックごとに要約してくれます。とりとめのない会話でもここまでまとめてくれるのは良いですね。要約文はコピペして他のアプリでも活用できます。

  • 5分の雑談も見事にまとめてくれる

    5分の雑談も見事にまとめてくれる

なお、「インサイト」「ハイライト」機能は有料のサブスクプランへの加入が必要です。会議の議事録や音声メモをさらに活用する場合はそちらへ加入するのも良いでしょう。今回は雑談でしたが、旅行の予定の話や買い物の計画などの話も、Comulytic Note Proで録音しておけば後から要約を見られるわけで、無料プランでも日常的な利用には十分実用性があると感じられました。

  • 日常のメモツールとして手放せない

    日常のメモツールとして手放せない

Comulytic Note ProはAmazon.co.jpで販売中です。価格は2026年6月2日までのキャンペーン期間中は2万3,000円、それ以降は3万円。サブスクのPremium Planは年払い2万796円(月あたり1,733円)、または月額2,980円ですが、こちらも6月2日まで購入した場合、90日間無料で利用可能とのこと。なおメーカーの情報によると、無料プランと有料プランの違いは以下の通りです。

  • Deep Dive Suite(洞察・アクションリスト生成): 無料プランは月3回まで、有料プランは無制限
  • Ask Comulytic(AIチャット機能)& インスタント要約: 無料では月10回まで、有料では無制限
  • 360度 Client Decoding(顧客分析): 無料プランでは利用不可、有料プランでは無制限

Amazonでは、こちらから購入が可能です。

Comulytic Note Pro AIボイスレコーダー