先日寄稿したようにMicrosoftは、システム要件を満たさないPCへもWindows 11をインストールできる方法を発表した。今回はレジストリ操作に不慣れな方向けに、その具体的な手順を紹介する。

  • 「Win」+「X」キー→「A」キーと順に押すか、スタートを右クリック/長押しし、「Windows PowerShell(管理者)」をクリック/タップする

  • Windows PowerShellが起動したら、下記の内容をコピー&ペーストして「Enter」キーを押す

reg add HKLM\SYSTEM\Setup\MoSetup /v AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU /t REG_DWORD /d 1 /f

上記手順はHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\MoSetupキーにDWORD値「AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU」を作成し、データを「1」に変更するものだ。この状態でWindows 11のsetup.exeを実行すると、更新プログラムの受信やサポートを受け取る権利をなくす旨を示す警告メッセージが現れる。

  • 警告をうながすメッセージが現れたら、「承諾する」をクリック/タップする

承諾すればセットアップが継続し、Windows 11へのバージョンアップが完了する。ただし、警告メッセージが示すようなリスクが発生する可能性が高い。実行は自己責任で行ってほしい。

  • Windows 10の背景画像のため分かりにくいが、Windows 11に更新できた