Windows 11の標準WebブラウザーとなったMicrosoft Edgeだが、それでも社内イントラネットにアクセスするときなど、Internet Explorerで表示するモードが必要な場面がある。

「デスクトップ版IEアプリは米国時間2021年5月19日に終了が予告されたのに……」との声も聞こえてきそうだが、社内システムをMicrosoft Edgeに対応させる改修よりも、リモートワークの整備や監視など、情報システム部門が優先すべき課題は多い。IEを使った表示が生き残る余地はある。

本来IEモードはシステム管理者が設定すると、特定サイトの表示で有効化できるが、現在(バージョン96)のMicrosoft Edgeではユーザーが有効化できる。

  • 「Alt」+「F」キー→「S」キーと押すか、「…」→「設定」と順にクリック/タップする

  • 「既定のブラウザー」に並ぶ「Internet Explorerモードでサイトの再読み込みを許可」のドロップダウンリストを開き、「許可」を選択する

  • 「再起動」をクリック/タップして、Microsoft Edgeを再起動する

  • Microsoft Edge再起動後に設定ページを開き、「外見」に並ぶ「Internet Explorerモードボタン」のスイッチをオンに切り替える

  • 任意のWebサイトにアクセスし、Internet Explorerモードボタンをクリック/タップすると、IEモードが有効になる

「Internet Explorerモードページ」から特定サイトのURLを登録することで、Microsoft Edgeの判別によるIEモードの自動化も設定できる。どちらが便利かは使ってみてご判断いただきたい。