大層便利なタブ対応エクスプローラーだが、本稿執筆時点で既存のエクスプローラーにタブを追加するには、コンテキストメニューの「新しいタブで開く」を選択するしかない(多分)。試行錯誤の上、現在は常にエクスプローラーを起動した状態で使用している。

  • フルHDデスクトップの半分を占めるエクスプローラー

スナップレイアウトでデスクトップ下方の四分の一にレイアウトし、タブ名が見えるように横方向へ最大化している。ディスプレイは125%に拡大し、サイズは大アイコンを選択。少々もったいない使い方だと思うが、より小さいアイコンサイズは視力が許さない。その際に気になるのが、ウィンドウ周辺の1ピクセルである。

  • ウィンドウの上下左右に現れる区切りのピクセル

仕様的には正しいのだろうが、どうにも見栄えがよくない。そこで左右のディスプレイにウィンドウをはみ出させて、区切りのピクセルが目立たないようにしてみた。

  • エクスプローラーがアクティブな状態で「Alt」+スペースキー→「S」キーと順番に押す

  • 「Ctrl」+矢印キーでウィンドウを1ピクセル単位でサイズ変更すればよい

矢印キー単体では大きく、「Ctrl」キーを加えると1ピクセルでウィンドウの移動やサイズ変更するWindowsの定番技だが、Windows 11でも変わらず使用できる。

なお、エクスプローラーがアクティブな状態では、ウィンドウ周辺にFluent DesignのMicaによる影の効果が加わり、他のディスプレイに影を落としてしまう。

  • エクスプローラーをアクティブにした状態

  • 他のアプリがアクティブな状態

上図では分かりにくいが、影の効果が加わった部分に罫線を追加している。Windows 11はFluent Designでデザインを刷新しつつも移行期にあり、Windows 11 Insider Previewの変化を追いかけても、いつ仕様変更が加わるか分からない。最適解はその場その場で追いかけていくつもりだ。