本稿はWindows 11 Insider Preview ビルド22000.65を元に執筆しています。

Windows 11のタスクバーは、デスクトップの下に固定されている。かつ、アイコンは中央にまとめられた配置が標準だが、そのサイズが変更できることをご存じだろうか。

  • タスクバーのサイズを変更した状態

設定をいじるとアイコンサイズは変更され、間隔も自動的に調整される。ただし、これらの操作は「設定」にもGUI操作にも用意されていない。レジストリの操作を必要とする。

  • 「Win」+「X」キーを押すか、スタートを右クリック/長押しし、「Windows Terminal(管理者)」をクリック/タップする

  • 下記の内容をプロンプトにコピー&ペーストして、「Enter」キーを押す

reg add HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced /v TaskbarSi /t REG_DWORD /d 0 /f

ここでポイントとなるのは、REG_DWORD「TaskbarSi」のデータ。「0」で小さく、「1」が標準、「2」で大きくなる仕組みだ。

Windows 10はHKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advancedキーに、REG_DWORD「TaskbarSmallIcons」がある。こちらは「設定」の「個人用設定/タスクバー」に並ぶ「小さいタスクバーボタンを使う」と連動しているが、Windows 11 Insider Preview(ビルド22000.65)では使用していないようだ。

  • 「Win」キーを押して自身のユーザーアイコン→「サインアウト」と順にクリック/タップ。その後、Windows 11 Insider Previewに再サインインする

  • REG_DWORD「TaskbarSmallIcons」が「0」の状態

  • REG_DWORD「TaskbarSmallIcons」が「1」の状態

  • REG_DWORD「TaskbarSmallIcons」が「2」の状態

Windows 11 Insider PreviewがGA(一般提供版)に達するまでには、本操作も設定項目の1つとして加わるだろうが、関心をお持ちの読者諸氏は1度試してほしい。なお、本操作を破棄するには以下のコマンドをWindows Terminal上にコピー&ペーストして実行すればよい。

reg delete HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced /v TaskbarSi /f