OneDriveやOneDrive for Businessは指定したフォルダーを同期できる。前者であれば「%USERPROFILE%\OneDrive」フォルダー、後者なら「%USERPROFILE%\OneDrive - {テナント名}」フォルダーが対象だが、セットアップ時に任意のフォルダーを指定すれば、OneDriveフォルダーとして使用可能だ。
だが、%USERPROFILE%=ユーザーフォルダーは通常Cドライブに作成されるため、SSDなど容量に限りがある環境では、有償契約したOneDriveの容量である1TBをすべて同期することが難しい場合もある。そのような場面で使えるのがディレクトリージャンクションだ。
上図ではディレクトリジャンクションを指定するオプション「/j」を使用し、OneDriveフォルダーに「Sync-Test」フォルダーを作成。「G:\Test」は参照先フォルダーとなる。このあたりはご自身がOneDriveフォルダーに追加したいパスに置き換えて実行してほしい。
これでOneDriveの容量が許す限り、同期対象となるファイルやフォルダーを自由に追加できる。もし、不要になった場合は「rmdir」コマンドでディレクトリジャンクションを削除すればよい。