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Windows 10において、自身以外のユーザーを追加する画面に「割り当てられたアクセスのセットアップ」という項目がある。今回は、この項目を解説しつつ、実際の使用方法を紹介しよう。

Windows 8.x時代からあった「割り当てられたアクセス」

「割り当てられたアクセス」は、Windows 10の新機能ではない。Windows 8.x時代の、特定アカウントで1つのWindowsストアアプリのみ使用可能にする、という制限を設ける「割り当てられたアクセス」と同じだ。

Windows 8.1の「割り当てられたアクセス」。後から紹介するWindows 10の同設定画面と見比べてほしい

UI言語が英語の場合「Set up assigned access」と示されるため、このような日本語になったのだろう。このあたりの表記はMicrosoftでも統一しておらず、TechNetでは「キオスク」という表記を用いている。

さて、Windows 10でも同じように設定可能に見えるものの、いくつか違和感を覚える場面もあった。執筆時点のWindows 10はバージョン1511(ビルド10586.29)である。

「Win」+「I」キーを押すなどして「設定」を起動し、「アカウント」→「家族とその他のユーザー」と順にクリック。「割り当てられたアクセスのセットアップ」をクリックする

指定するユーザーが管理者の場合、指定可能なアプリケーションが一切現れない

アカウントの種類を「標準ユーザー」に変更するとアプリケーションが選択可能になったが、その数は少ない

この状態で「割り当てられたアクセス」の設定は完了する

キオスク設定を行ったアカウントでサインインを試みると、指定したアプリケーションが起動せず、サインイン画面に戻ってしまう。何度か試してみたところ、Windowsスポットライトによるロック画面になったため、アプリケーション側の問題なのだろう。

キオスク設定を行ったアカウントでサインインすると、アプリケーションが起動せず最後はロック画面になってしまった

こちらは「Skypeビデオ」を指定した状態。アプリケーションの起動は確認できたもののエラーとなった

試しにキオスク設定をすべて解除し、対象となるアカウントでユニバーサルWindowsアプリを起動して初期設定を終えてから、再度キオスク設定を実行。その上でサインインすると、今度は正しく起動した。

アプリケーションの初期設定を終えた場合は、正しく動作する。こちらは「OneNote」を指定した状態

この状態ではスタートメニューは開かないため、「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを押して、サインイン画面から別アカウントへの切り替え、もしくはPCの再起動を実行する。

もともと「割り当てられたアクセス」は、業務やショップの店頭などで、アプリケーションの使用を制限するために用意されたエンタープライズ向けの機能だ。そのため、プライベートでWindows 10を使うユーザーは使う場面は少ない。

お子さんにPCを使わせるのであれば、ファミリーセーフティで家族用アカウントを管理した方が簡単だ。

阿久津良和(Cactus)