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ショートカットキーでタスクバーや通知領域にアクセス可能

Netflixなどの動画視聴も浸透し、PC画面のフルスクリーンでコンテンツを楽しんでいるユーザーは多いだろう。迫力ある映像は確かに魅力的だが、フルスクリーン時に困るのは、Windows 10のUIが扱いにくくなることだ。

筆者はメールやメッセンジャーの通知などへすばやく反応するため、PCゲームを楽しむときもウィンドウモードを選択しているが、やはり迫力と没入感に欠ける。だが、例えばGmailや主要なメッセンジャーは、受信の通知がスマートフォンにも届くため、そのタイミングでWindows 10のタスクバーへサッとアクセスできれば済む話だ。

そこで覚えておきたいのが、2つのショートカットキー。フルスクリーンで動画を視聴していてタスクバーへアクセスする場合は、「Win」+「T」キーを押せばよい。

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    「Win」+「T」キーを押すとフルスクリーン時でもタスクバーのボタンへアクセスできる

「Win」+「T」キーを繰り返すことで、タスクバーのボタンにフォーカスしたカーソルが順に右へ移動する。多くのアプリが並んだタスクバーの場合は、「Win」+「T」キーで任意のアプリにカーソルを合わせて「Enter」キーを押せばアプリが起動する。なお、「Win」+「T」キーを押したあと、矢印キーの左右キーを使ってもフォーカスを左右に動かせる。

すでに同一かつ複数のアプリが起動している場合は動作が異なり、「Enter」キーを押すとカーソルが移動する仕組みだ。その際は「Tab」キーでカーソルを移動し、「Enter」キーで確定する。

もう1つのショートカットキーは、通知領域にカーソルを合わせる「Win」+「B」キーだ。このショートカットキーは通知領域の「矢印」にカーソルが移動するため、続けて「スペース」キーもしくは「Enter」キーを押す必要がある。矢印キーで通知領域パネル内を移動し、「Enter」キーを押せば通知領域アイコンをアクティブにできる。

通知領域の設定で「常にすべてのアイコンを通知領域に表示する」を有効にしていると、通知領域の「矢印」が表示されない。この場合は、「Win」+「B」キーを押したあと、矢印キーの左右キーを使ってフォーカスを動かせばよい。

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    「Win」+「B」キーを押すとカーソルが通知領域の矢印に移動する

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    先の状態で「スペース」キーもしくは「Enter」キーを押すと、通知領域が開く

阿久津良和(Cactus)