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Windows 10も以前のWindowsと同じく、新たに見つかった問題やセキュリティホールを塞ぐ更新プログラム(セキュリティ更新プログラム)を定期的にリリースしているが、どのような変更が加わったのかを調べにくくなっている。特にWindows 10は過去のメジャーアップグレードスタイルを捨て、常にOSが進化する「Windows as a Service」を提唱しているからなおさらだ。今回は適用された更新プログラムの確認方法を紹介する。
更新プログラムは強制適用?
過去のWindowsは第2火曜日(日本は翌日)に、セキュリティ更新プログラムをリリースしてきた。その背景には、頻繁にセキュリティ更新プログラムを適用すると、その度にPCの再起動を要するため、不評だった経緯がある。もちろん緊急を要するセキュリティ更新プログラムは適時リリースしているが、気になるのはその内容だ。
Windows 10は基本的に更新プログラムを手動で取捨選択できず、Windows 10 Homeエディションは事実上、強制適用となる。よって、「気付いたら更新プログラムがインストールされていた」という場合が多い(Proエディションはグループポリシーによる動作変更が可能)。
だが、厳格にWindows 10の状態を把握する必要はなくとも、自分のPCがどのような状態にあるか知っておくべきだろう。そこでポイントとなるのが更新プログラムの履歴だ。
更新プログラムの概要を知る
インストール済み更新プログラムの内容は、更新履歴から簡単に確認できる。スタートメニューや「Win」+「I」キーを押して起動する「設定」の「更新とセキュリティ」からたどると、過去にインストールした更新プログラムの一覧が現れる。こちらの日付(リンク)をクリック/タップすれば、更新プログラムの内容が現れるという仕組みだ。
さらに確認してほしいのが「サポート情報」と書かれたリンクである。こちらをクリック/タップするとWebブラウザーが起動し、更新プログラムの詳細な説明を見ることが可能だ。Webページには更新プログラムの入手方法やファイル情報なども詳しく書かれているが、更新プログラムの内容を知るという意味では、主に「概要」だけを確認すればよい。
更新プログラムによっては、サポート情報ページを設けていない(もしくは間に合っていない)ものもある。その際は、検索ボックスにナレッジベース番号を入力して検索を実行し、同じ番号を割り振った他のOS用サポート情報ページを確認してほしい。
阿久津良和(Cactus)