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PowerShellを使って一覧表示を行う
Windows 10でインストール済みUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションを確認する方法は意外と少ない。例えば「設定」から確認しようにも、そこに並ぶのはデスクトップアプリも含まれるからだ。
そこで使用するのがWindows PowerShell(以下、PowerShell)。PowerShellは、主にIT管理者向けのコマンドラインツールだ。「Get-AppxPackage」というコマンドレットを用意しており、インストール済みUWPアプリケーション(厳密にはappxパッケージ)の制御が可能だ。ここでは詳細を理解する必要はなく、以下で紹介するコマンドをコピー&ペーストして実行すればよい。
Get-AppxPackage | Sort-Object Name | Select Name,PackageFullName
上図はPowerShellを起動し、UWPアプリケーション名やパッケージ名を表示するというものだ。まず「Get-AppxPackage」で情報を取得し、「Sort-Object Name」でUWPアプリケーション名をもとに並び替えている。その結果から、UWPアプリケーション名とパッケージ名だけを抽出した。
応用例が、下の囲みにあるコマンドだ。Selectコマンドレットの要素が「PackageFullName」ではなく、「InstallLocation」となっている。こちらはUWPアプリケーションの「インストール先」を表示させている。
Get-AppxPackage | Sort-Object Name | Select Name,InstallLocation
インストール先としては、おおむね「\Program Files\WindowsApps」や「\Windows\SystemApps」の2つに分かれる。ただし、ミラキャスト機能や印刷ダイアログなどは「\Windows」フォルダーに展開されているため、その限りではない。次回はPowerShellのコマンドレットを使った応用編を紹介しよう。
阿久津良和(Cactus)