パソコンは汎用性が高く、他の事務機器に比べるとなんでもできてしまうので、たとえばオフィスで仕事をしているとパソコンに向かっている時間がついつい長くなってしまう。仕事をする道具としてはもちろん、ちょっとした息抜きにも使えてしまい、ふと気がつくと長い時間が経過していたなんて経験はないだろうか。

特にIT系業種は、他業種に比べると1つの作業にかける時間の管理手法がまだまだ確立していない。そこでまずは自分が何の作業にどれくらいの時間を割いているのか、「Slife」で探ってみよう。

「Slife」。1日のうち、何時ごろにどのソフトを利用したか分かる

名称 Slife
バージョン 2.0
動作環境 Mac OS X Leopard 10.5以上
ジャンル ユーティリティ
開発者 Slife Labs
種別 フリーウェア
ライセンス オリジナル

ソフトごとの時間集計も可能

Slifeは、そういった時間管理にうってつけのソフトで、起動しておくとメニューバーに常駐し、アプリケーションごとの使用時間を測定してくれる。標準で登録されているアプリケーションの他に、任意のアプリケーションをドロップすればその利用時間も測定可能になる。

また、日ごと、月ごとの表示やアプリケーションごとの利用時間集計、URLとタイトルごとにサイトの表示時間も測定できる。他にもURLやソフトをグルーピングして、リサーチや電子メールなど作業ごとの集計も行える。すべての作業項目が小さな点となって表されるので、自分の時間がどのソフトに費やされているのかつぶさに分かるはずだ。

作業グループを決めると、自分がプログラミングかリサーチか、あるいはブログを書くのに時間を費やしているのかといったことが簡単に分かる。どの作業時間が最も長いか分かれば、改善を推し進める方法も見えてくるだろう。

「Slifeでチェックしてみたら、ブログやSNSで時間をつぶしているのが最も長かった」なんて結果が出てくるかもしれない。だがそこで悲観するのではなく、改善して有効に時間を使うようにすれば良いのだ。有限の時間をうまくやりくりして作業の効率化、自由の時間を増やすようトライしてみよう。