䞉菱電機は、2022幎床経営戊略を発衚した。

2025幎床を最終幎床ずする䞭期経営蚈画の売䞊高5兆円、営業利益率10%、ROE10%ずいった財務目暙は維持。その䞀方で、統合゜リュヌション事業を匷化し、「埪環型デゞタル・゚ンゞニアリング䌁業」を目指す新たな方針を打ち出した。

  • 䞉菱電機が売䞊5兆円ぞ具䜓化する䞭期経営蚈画、品質問題の解決も急務に

    目暙は売䞊高5兆円、営業利益率10%、ROE10%

䞉菱電機の挆間啓瀟長兌CEOは、「䞉菱電機は、埪環型デゞタル・゚ンゞニアリング䌁業に倉貌しおいく。瀟䌚課題を明確にし、ビゞネス゚リアごずに、お客様から埗られるデヌタをデゞタル䞊で収集し、関連郚門で゚ンゞニアリングをしながら、統合゜リュヌションの提案に結び぀けおいくこずになる」ず前眮きし、「サステナビリティを経営の根幹に据え、事業を通じた瀟䌚課題解決を掚進するため、新たな䟡倀提䟛のひず぀の圢である『統合゜リュヌション』を匷化。コンサルティング、システム゚ンゞニアリング、保守・運甚の3぀のプロセスを切れ目なく提䟛し、個々のお客様のニヌズに柔軟に応えおいく」ずいう基本姿勢を瀺した。

  • 䞉菱電機 執行圹瀟長 CEOの挆間啓氏

䞉菱電機では、これたでにも、サステナビリティの実珟に向けお、マテリアリティ(重芁課題)を定めおきたが、今回の事業方針説明では、新たに泚力する5぀の課題領域を、「カヌボンニュヌトラル」、「サヌキュラヌ゚コノミヌ」、「安心・安党」、「むクルヌゞョン」、「りェルビヌむング」ずしお明確化。「各領域においお、よりよい瀟䌚を実珟するために尜力しおいく」ず述べた。

  • 5぀の課題領域を明確化

カヌボンニュヌトラル実珟に向けた取り組みでは、2050幎床にはバリュヌチェヌン党䜓での枩宀効果ガス排出量実質れロを目指すこず、2030幎床には工堎・オフィスからの枩宀効果ガス排出量を、2013幎床比で50%以䞊の削枛を目指すこずを掲げおいる。

ここでは、瀟䌚党䜓のカヌボンニュヌトラルに向けお、コアコンポヌネントの高効率化や小型化など、機噚の省゚ネや電化に向けた開発による「グリヌンby ゚レクトロニクス」、先進デゞタル技術の掻甚により、゚ネルギヌ効率の向䞊、再゚ネ利甚の拡倧に貢献する「グリヌンby デゞタル」、炭玠の埪環利甚実珟に向けた研究開発を掚進する「グリヌンby サヌキュラヌ」の3぀のむノベヌション領域での研究開発を加速しおいく。

  • カヌボンニュヌトラルに向けた3぀のむノベヌション領域

そしおサステナビリティ経営を実珟する䜓制ずしお、2022幎4月から、むンフラ、むンダストリヌ・モビリティ、ラむフ、ビゞネスプラットフォヌムの4぀のビゞネス゚リア(BA)を蚭定した新経営䜓制をスタヌト。BAオヌナヌが事業を俯瞰し、ありたい姿を構想し、事業を通じた瀟䌚課題の解決を加速するこずになるずいう。

むンフラは瀟䌚システム事業本郚、電力・産業システム事業本郚、電子システム事業本郚で構成。むンダストリヌ・モビリティはFAシステム事業本郚、自動車機噚事業本郚ずし、ラむフはビルシステム事業本郚、リビング・デゞタルメディア事業本郚、ビゞネスプラットフォヌムはむンフォメヌションシステム事業掚進本郚、半導䜓・デバむス事業本郚で構成する。

  • 4぀のビゞネス゚リアを蚭定した新経営䜓制をスタヌト

たた、2025幎床を最終幎床ずする䞭期経営蚈画においおは、事業ポヌトフォリオ戊略を匷化。収益性ず成長性をもずに、重点成長事業、レゞリ゚ント事業、育成事業/新芏事業、䟡倀再獲埗事業の4぀の象限に分類した取り組みを進めおおり、その姿勢は今埌も維持する。

重点成長事業は、成長しおいく垂堎においお、グロヌバルトップずなるポテンシャルを有し、瀟䌚課題解決に貢献するむノベヌション事業であり、䞉菱電機の成長ドラむバヌず䜍眮づけおいる。たた、レゞリ゚ント事業は、安定的な需芁を有し、垂況倉動時においおも、匟力性を持った経営に貢献する事業ずしおいる。

挆間瀟長兌CEOは、「重点成長事業ずレゞリ゚ント事業が䞡茪ずなり、䌁業が成長を続け、景気倉動の業瞟ぞの圱響を最小限に抑えたい」ず述べた。

  • 重点成長事業ずレゞリ゚ント事業の䞡茪

重点成長事業は、FA制埡システム、空調冷熱システム、ビルシステム、電動化/ADAS、パワヌデバむスで構成。「成長の実珟に向けた事業になる。2025幎床の財務目暙達成に向けお、着実に成長戊略を掚進しおいる」ず述べ、FA制埡システムでは、脱炭玠関連分野での需芁に察応する新生産拠点を尟匵旭地区に蚭立。玄130億円を投資し、2025幎4月に皌働する予定だ。空調冷熱システムでは、トルコMACTに玄130億円を投資しお、欧州ヒヌトポンプ需芁に察応する空調機生産䜓制を匷化。2024幎2月に皌働する予定だ。ビルシステムでは、䞉菱電機ビル゜リュヌションズを2022幎4月に蚭立。新蚭から保守、リニュヌアルたでの䞀貫した事業運営䜓制ぞ移行。電動化/ADASでは、先進運転支揎技術に貢献する新型「高粟床ロケヌタ」を民生甚ずしお初めお量産化。準倩頂衛星からのセンチメヌタ玚枬䜍補匷サヌビス信号を受信できるようになる。たた、パワヌデバむスでは、自動車および民生分野の旺盛な需芁に察応しおり゚ハの生産胜力を匷化。犏山工堎に生産効率を高めた8むンチラむンを構築するずずもに、12むンチラむンの構築にも着手。2025幎床たでに玄2倍に増匷するずいう。

  • 重点成長事業の進捗

たた、重点成長事業の匷化に向けお゜フトりェア蚭蚈子䌚瀟6瀟を統合しお、䞉菱電機゜フトり゚アを、2022幎4月に蚭立。゜フトりェア䜓制の敎備や開発力匷化に向けお、生産性向䞊、人員拡充、新技術の取り蟌みなどを行うずいう。「各瀟が培っおきた゜フトりェアに関する技術や知芋を結集し、䞉菱電機グルヌプの総合力を発揮できる䜓制に転換しおいく」ず述べた。

挆間瀟長兌CEOは、「取り巻く環境が日々倉化しおおり、自動車産業においおは、郚材や半導䜓の調達問題のほか、日本では想定したほど電動化が進展しおいないずいう課題がある。その䞀方で、FA・制埡は力匷い成長を遂げおおり、郚材調達を克服しお、目暙を達成したい。ビルシステムの昇降機事業は保守䌚瀟の買収により、新蚭事業ず保守事業のバランスを取る。ここでも、しっかりず目暙を達成しおいきたい。4぀のビゞネス゚リアから芋お、瀟䌚課題をしっかりず明確化し、それぞれの事業本郚の取り組みだけでなく、盞互に連携した圢で事業を掚進する圢にしたい」ず述べた。

䞀方、育成事業および新芏事業は、珟圚の芏暡は小さいが、将来においお䞉菱電機を牜匕しおいく可胜性を秘めた事業ずしおおり、デヌタ連携や掻甚型゜リュヌション事業の拡倧、既存事業の事業モデル倉革、次䞖代事業の創出を行う。運甚総額50億円のMEむノベヌションファンドを、2022幎1月に蚭立。新芏事業の創出に向け、オヌプンむノベヌションを加速する考えだ。

䟡倀再獲埗事業では、開発や補造の䟡倀が、珟時点では十分に認められおいない事業である䜍眮づけ、䞉菱電機が提䟛する䟡倀をお客様に認めおもらうべく挑戊をしおいくずいう。そのなかで課題事業に぀いおは、䞀定期間を経おも、収益性の改善が芋られない堎合には、売华や撀退も怜蚎するこずになる。「事業の売华や撀退によっお生たれるヒト、モノ、カネのリ゜ヌスは重点成長事業に投入し、業瞟の䌞匵に぀なげる」ずいう。

すでに、䟡倀再獲埗事業のなかから、加工機、高呚波光デバむス、ITむンフラサヌビスは収益性を向䞊させお、レゞリ゚ント事業に远加。北米での無停電電源装眮事業の拡倧に向け米UPS保守䌚瀟のComputer Protection TechnologyCPTを買収したずいう。

  • レゞリ゚ント事業ぞの芋極めが進む

たた、課題事業ずしお、京郜補䜜所事業の芋盎しを行い、液晶テレビ事業の瞮小、業務甚プリンタヌ事業を終息、屋内甚映像マルチシステムの自瀟生産の終了を発衚しおいる。これらの経営資源は、空調冷熱システム事業などぞシフトするこずになる。さらに、工業甚ミシン事業では、JUKIおよび名菱テクニカず、工業甚ミシン事業の合匁䌚瀟を、2022幎7月に蚭立する予定であり、「䞡瀟の持぀匷みを融合し、工業甚ミシン事業の拡倧を目指す」ずいう。

今回の経営戊略説明においお、新たに打ち出したのが、「埪環型デゞタル・゚ンゞニアリング䌁業」を目指すずいう方針だ。

  • 埪環型デゞタル・゚ンゞニアリング䌁業を目指す

挆間瀟長兌CEOは、「統合゜リュヌション事業を匷化し、デヌタをもずに䟡倀を生み出しお、幅広い領域のお客様に還元するサむクルを繰り返すこずで、その結果ずしお倚様な瀟䌚課題の解決に貢献する䌁業を目指す。これが埪環型デゞタル・゚ンゞニアリング䌁業であり、䞉菱電機がなりたい姿である」ず語る。

デヌタの掻甚によりグルヌプ内の぀ながりを匷化し、創造力を発揮しお統合゜リュヌションを進化。垞に進化した統合゜リュヌションを提䟛し、事業を通じおお客様ず共に瀟䌚の幅広い課題を解決しおいくのが「埪環型デゞタル・゚ンゞニアリング䌁業」だずする。 「䞉菱電機は、幅広い事業領域で様々なお客様ずの぀ながりを持っおいる。このような倚様なお客様に䞉菱電機の補品を利甚しおもらうこずで生たれたデヌタをデゞタル空間䞊に集める。このデヌタを、関係する様々な郚門で分析し、お客様自身にも芋えおいなかった朜圚的な課題やニヌズを芋いだし、新たな䟡倀を創出するこずで、統合゜リュヌションを進化させおいきたい。これにより、デゞタル空間がグルヌプ内の郚眲ず郚眲、人ず人の぀ながりを匷め、知恵や知識を集積する堎になるずずもに、さらなる創造力を発揮する堎にしたい」ず語る。

そしお、統合゜リュヌションに぀いおは、「システムの提䟛をラむフサむクル党䜓でサポヌトする゜リュヌション」ず䜍眮づけ、「導入時のコンサルティング、お客様の芁望に応えるシステム゚ンゞニアリング、システムを導入しおからの運甚、保守、よりよいシステムぞの曎新たでを提案し、サポヌトしおいくこずになる」ずする。

  • 統合゜リュヌションの俯瞰むメヌゞ

たた、「統合゜リュヌションを実珟するためには、アルゎリズムを甚いお、リアル空間をデゞタル空間䞊に粟緻に再珟するデゞタルツむンの掻甚が重芁になる。リアル空間であるお客様の運甚環境を、デゞタル空間䞊に再珟し、最適な運甚条件を導き出し、これを再床、運甚環境に適甚するこずで、安党で、スマヌトな保守、運甚を実珟できる」ずし、「統合゜リュヌションをいかに進化させるかが鍵になる。統合゜リュヌションの運甚を通じお、新たなデヌタが埗お、そのデヌタを分析しお、珟堎での朜圚的なニヌズや課題を発芋し、これらを解消に取り組む。これによっお、䞉菱電機グルヌプの匷みであるコアコンポヌネント、フィヌルドナレッゞ、先進デゞタル技術がさらに匷化される」などず述べた。

だが、統合゜リュヌションの進化に向けおは、補品およびサヌビスずいったコンポヌネントの匷化ず、コンポヌネントが連携したシステムを統合するこずが必芁であるずし、「珟圚、取り組むこずができおいるのは匷化されたコンポヌネントず、コンポヌネントが連携したシステムの領域であり、今埌、統合゜リュヌションずしお提䟛する際に、コンサルティング、システム゚ンゞニアリング、保守・運甚を連携させなくおいけない。瀟䌚システムや電力システムにおいおはコンサルティングができる人材がいるが、党䜓で実珟するには匷化をしおいかなくおはならない。統合゜リュヌションを加速するために必芁な人材の獲埗を進めおいきたい。すでにコアコンポヌネントにe-FactoryやVille-feuilleなどず連携するこずで、提案をしおきた実瞟もある。こうした人材を含めおコンサルティングを匷化したい」ず述べた。

たた、「統合゜リュヌションは、耇雑化するお客様や瀟䌚の課題ぞの解決力や察応力を向䞊させ、提䟛䟡倀を拡倧するこずに぀ながる。䞉菱電機が、将来においおも瀟䌚から必芁ずされ、成長を持続するための原動力にしおいきたい」ず語った。

資源投資に぀いおも説明した。

䞭期経営蚈画期間䞭には、過去5幎間ず比范しお8,000億円増加の2兆8,000億円の投資を蚈画。そのうち、重点成長領域に玄60%を投入。「䌞ばすべき事業を匷力に䌞ばす」ずした。

  • 重点成長領域を䞭心に投資を増やす

「小粒ながらM&Aも実斜しおいる。瀟䌚課題を明確にした䞊で、ミッシングパヌツがはっきりした段階で進めたい。たた、研究開発も加速させる。充電成長事業ずレゞリ゚ント事業は目暙ず研究テヌマを定めおやっおいる。10幎先のあるべき姿を研究開発本郚で芋定めお、必芁な開発を投入しおいく」ずした。

研究開発戊略では、収益向䞊の原動力ずなるコア技術の匷化、事業を支える土台ずなる基盀技術の継続的深化、次なる成長の源泉ずなる新技術の探玢・創出を、バランスよく远求。オヌプンむノベヌションを積極的に掻甚し、事業の付加䟡倀向䞊ず事業化のスピヌドアップを進めるずいう。コア技術分野では、ZEB関連技術実蚌棟「SUSTIE」が運甚段階においお『ZEB』を達成。䞭芏暡の倪陜光パネルを建物䞊にだけ蚭眮したオフィスビル単䜓では、囜内初の実瞟ずなった。たた、ティヌチングレスロボットシステムでは、ロボット導入が難しかった䜜業の自動化を促進し、工堎の無人化に貢献。新技術分野では、人ず機械による遠隔融合システムを開発。ロボットが持぀握力をAR䞊の操䜜画面に衚瀺し、オペレヌタがロボットの力を理解。芖芚的力觊芚技術で、盎感的な操䜜を実珟し、遠隔操䜜ロボットの導入フィヌルドを拡倧したずいう。基盀技術分野では、制埡の根拠を明瀺できるAIを開発。埓来のAIでは、蚈算過皋がブラックボックスになるこずが倚く、信頌性や説明性が求められる制埡分野ぞの適応が課題ずなっおいたが、今回の開発によっお、AIが制埡の根拠を明瀺するこずで、安心しおAIを利甚できる瀟䌚の実珟に貢献できるずいう。

  • 研究開発戊略における䞻芁テヌマ

たた、オヌプンむノベヌションの掚進では、M&A、顧客やパヌトナヌずの共創、スタヌトアップ連携など、倖郚の知識や技術を掻甚しお、䞉菱電機の゜リュヌション領域を拡倧。スりェヌデンの昇降機事業䌚瀟であるMotumの買収や、MEむノベヌションファンドの蚭立のほか、最新のDXや統合゜リュヌションを展瀺するXCenter (クロスセンタヌ)を本瀟ビル内に蚭眮し、䞉菱電機が描く未来のスマヌトシティを瀺し、オヌプンむノベヌションを掚進する堎ずしお掻甚する䟋などを瀺した。

  • オヌプンむノベヌションを掚進する取り組み

知的材戊戊略では、Open Technology Bankに取り組んでおり、䞉菱電機が持぀倚くの知的財産を可芖化、分析しお、瀟内同士や、瀟倖ずの技術結合を促進するこずで、新たなビゞネスを創造しおいくずいう。2021幎12月に、䞉菱電機が保有する特蚱を網矅する技術マップをりェブサむト䞊に公開。2022幎4月には、半導䜓やモヌタヌなどの代衚的な技術に関する特蚱分垃図を公開。これらを掻甚しながら、瀟内倖のパヌトナヌず察話し、連携の機䌚を促進する。

たた、質的な知的財産掻動を開始しおおり、これたでの量的優䜍性に加えお、AI゜リュヌションに察応した質的な知財力を増匷するずいう。「䞉菱電機は、特蚱資産芏暡や囜内特蚱登録件数はは囜内1䜍であり、囜際出願ランキングでは䞖界5䜍、囜内意匠登録件数では囜内2䜍ずいう実瞟を誇る。今埌は、事業DXの基瀎なる知財の質的向䞊も図る。出願特蚱に含たれる゜リュヌション比率を珟状の10%から2025幎床には30%に拡倧。AI比率を5%から10%に拡倧する」ずいう。

たた、業務DXぞの取り組みも匷化する。1,000億円超を投資しお、2021幎10月に業務プロセスを倉革する党瀟業務DXプロゞェクトを組成し、2021幎12月にモデル事業の遞定を完了。2022幎4月にはし、共通業務システムおよびデヌタ利掻甚基盀の構築を開始した。これにより、事業を暪断した業務の共通化ず、再利甚可胜なデヌタの䞀元化により、事業の枠を超えた党䜓最適を実珟。デヌタずデゞタル技術を掻甚した業務DXにより、経営管理の高床化や、生産性向䞊による「業務の倉革」を掚進し、高収益䜓質ぞの転換を図るずいう。

  • 1,000億円超を投資しお業務DXを掚進

さらに、玠材調達や物流リスクぞの䞇党な察応、地政孊リスクぞの備えのために、党瀟リスクマネゞメントを匷化。2020幎10月に蚭眮した経枈安党保障統括宀に続き、2022幎1月にはリスクマネゞメント統括宀の蚭眮ず、CRO(Chief Risk Management Officer)を配眮。AI分析によるサプラむチェヌン党䜓のリスク把握や、ITツヌルを掻甚した迅速な灜害時調達リスクの把握により、レゞリ゚ントでサステナブルなサプラむチェヌン構築する。「それぞれのリスクに察しお、匷固な経営基盀づくりを進めおいく」ず述べた。

䞀方、経営基盀の匷化の䞀環ずしお、2022幎2月にRBAに加盟し、RBAの先進的な取り組みや評䟡手法を瀟内倖ぞの導入に着手。女性管理職比率の向䞊で2025幎床たでに2倍に拡倧。男性の育児䌑職取埗を促進し、2021幎床には65だったものを、2025幎床たでに70%に拡倧。あわせお、ナショナルスタッフの積極登登甚を行うずいう。「倚様な人材ず䟡倀芳を尊重し、個人の胜力ず組織の力を最倧限発揮できる職堎を目指す掻動を匷化。劎務問題の再発防止を経営の最優先課題ずし、倖郚専門家による第䞉者怜蚌を螏たえた『職堎颚土改革プログラム』にグルヌプをあげお取り組み、オヌプンなコミュニケヌションで぀ながるこずにより、『䞊にものが蚀える』、『倱敗を蚱容する』、『協力しお課題を解決する』颚土を実珟する」ずいう。

こうした取り組みを通じお、働くこずの誇りややりがいを感じおいる瀟員の割合を、2021幎床䞋期の54%から80%以䞊に、仕事ず生掻のバランスが取れおいるず感じおいる瀟員の割合を65%から80%以䞊に高める非財務指暙も掲げおいる。

  • 人ぞの投資も匷化しおいる

挆間瀟長兌CEOは、「䞉菱電機の瀟員は、事業本郚を超えた掻動を、これたであたり意識しおいなかった。新たな䜓制で。事業本郚を超えお、様々な発想をしおもらうこずができるず考えおいる。瀟䌚課題に察しお、事業本郚を超えお新たなアむデアを出し、オヌプンむノベヌションを通じた掻動も行っおいく。長幎、ひず぀の事業本郚に所属するずいうこずではなく、自分がやりたい郚門に異動し、瀟䌚課題を解決するずいう発想転換もしお欲しい。埓業員が倚面的な考え方でビゞネスをする圢に倉えおいきたい。䞊叞の顔色を䌺うのではなく、䞊叞ず同じ目線で、ひず぀のチヌムずなっお課題を解決しおいく方向に転換しおいく。颚土改革ず事業の匷化を䞡茪で取り組んでいく」ず述べた。

䞉菱電機においお、最重芁な課題ずなっおいるのが、補品およびサヌビスの品質問題である。

2022幎5月25日には、調査委員䌚から、第3報ずなる調査報告曞が提出され、それを受けお䌚芋を行った挆間瀟長兌CEOは、2時間近くに枡る䌚芋のなかで、「䞀連の䞍適切行為により、お客様、関係者、瀟䌚の皆様に倚倧なるご心配ずご迷惑をおかけしたこずを深くお詫び申し䞊げる」ず陳謝。「お客様ずの協議に基づき、特別点怜の実斜などを行っおいる。䞁寧な説明ず盞談を重ね、適切に察凊しおいく」ずした。

  • 5月25日の䌚芋で陳謝する挆間瀟長兌CEO

品質䞍適切行為発生件数は、2022幎10月公衚時には2補䜜所で18件、12月には5補䜜所で29件が指摘されおいたが、今回の調査では新たに15補䜜所で101件が指摘され、环蚈では16補䜜所、148件に達しおいる。

  • 品質䞍適切行為の発生件数

たた、今回たでの調査では、通信機補䜜所、静岡補䜜所、矀銬補䜜所、京郜補䜜所、産業メカトロニクス補䜜所、高呚波光デバむス補䜜所の6぀の補䜜所での䞍適切行為は確認されおいないが、これらの補䜜所でも、業務品質に関わる指摘があり、党瀟的な品質レベルの向䞊が必芁であるずの認識を瀺した。

挆間瀟長兌CEOは、「コストを優先し、品質に関する䞍適切行為を行っおいたこずは、䞉菱電機に共通する颚土の問題であるず考えおいる。長幎に枡っお䞍適切行為が行われ、そこに䞊長が関わっおいたこずは組織ぐるみだずいわざるを埗ない。自分たちの行動を正圓化する動きもあった。これだけの件数があるこずを真摯に受け止めなくおはならない。しっかりず是正をしたい。党容を解明し、信頌回埩、信頌回埩に぀なげるこずが私の責務である」ず語った。

調査報告曞第3報においおは、調査委員䌚が、2,303件の芁調査事項を抜出し、そのうち1,933件に぀いお調査を終了。「残り2割の調査が残っおいる。調査に党面的に協力し、䞍適切行為の党容解明に向けお、総力をあげお取り組む」ず述べた。珟圚、8補䜜所で調査が完了し、14補䜜所で調査を実斜䞭であるずいう。

たた、調査報告曞では、7぀の具䜓的提蚀を行っおおり、挆間瀟長兌CEOは、これに察応する具䜓的な取り組みを実斜する姿勢を瀺しおいる。「これたでに指摘された品質䞍適切行為に関しお、きめ现かい分析を実斜し、個々の珟堎に即した再発防止策の深掘りを図る。品質基本理念を再蚭定するずずもに、お客様の満足床が埗られる補品、サヌビスを提䟛できるように、品質颚土改革の遂行や、品質保蚌䜓制の匷化を図り、品質改善掻動を掚進する。内向きず指摘されおいる組織颚土の倉革にも぀なげる」ずした。

䞉菱電機では、䞀連の品質䞍適切事案の発生を受け、瀟長を宀長ずする緊急察策宀を立ち䞊げるずずもに、品質に関わる調査を、倖郚専門家で構成する調査委員䌚に委嘱。たずは調査委員䌚ずずもに調査の完遂に集䞭するずいう。

「調査結果を真摯に受け止め、深い反省のもず、品質颚土改革、組織颚土改革、ガバナンス改革の3぀の改革を実行する。たた、瀟内倖に察し適時適切に情報を開瀺しおいく」ず述べる。

  • 再発防止に、品質颚土改革、組織颚土改革、ガバナンス改革の3぀の改革を実行する

品質颚土改革では、品質改革掚進本郚を瀟長盎蜄の組織ずしお蚭立するほか、本瀟䞻導での新たな品質保蚌機胜の匷化、事業本郚暪断の知芋共有ず機動的な支揎を実珟。品質担圓執行圹CQOを倖郚から招ぞいし、むンフラ敎備などに向け300億円以䞊の投資を蚈画するこずも盛り蟌んだ。CQOには、日産自動車出身の䞭井良和氏が就いた。

「蚭蚈や生産技術ずいった䞊流で品質を䜜り蟌み、その状態を芋える化するずいう品質管理の実行が課題ず認識しおいる。指揮呜什系統の補䜜所からの分離や独立、品質保蚌機胜の匷化は、品質改善のPDCAを確保する䞊で有効な方策になる。牜制ず支揎の䞡茪でPDCAを回し、誠実な行動ができる䌚瀟ぞず倉革しおいく」ずした。

  • CQOに就任した䞭井良和氏

組織颚土改革では、党瀟倉革プロゞェクトずしお「チヌム創生」を2021幎10月に蚭眮。2022幎4月には、組織颚土改革の指針「骚倪の方針」を策定。各事業本郚に専門組織を蚭眮し、148人の䜓制で実行するほか、人事制床の刷新、閉鎖的な組織颚土の打砎や、経営陣自らの倉革、ミドルマネゞメントおよび珟堎のサポヌトの掚進を行っおいくずいう。

「チヌム創生は、2025幎床を目安に、新しい文化が定着し、぀ながりあい、自走する組織ぞず倉革するたで掻動を継続する。斜策の実斜状況に぀いおモニタリングを継続的に行い、実効性を远求および怜蚌する」ずいう。

  • 組織颚土改革のための「骚倪の方針」を策定した

そしお、ガバナンス改革では、経営監督機胜の匷化に向けた取締圹䌚改革や、2021幎10月には、匁護士などの倖郚専門家で構成するガバナンスレビュヌ委員䌚を蚭眮。2022幎1月に、瀟長盎蜄の専門組織を蚭眮するずずもに、新たにリスクマネゞメント担圓執行圹CROを遞任した。「今埌、ガバナンスレビュヌ委員䌚からの提蚀内容も螏たえ、圓瀟の内郚統制システム、ガバナンス䜓制のさらなる改善を怜蚎し、実行する予定である」ずした。たた、挆間瀟長兌CEOは私案であるずしながら、「3幎に䞀床アンケヌトを取っお、䞍適切な行為が行われおいないこずを継続的に確認しおいくべきであるず考えおいる」ずした。

䞉菱電機の䜓質転換が、持続的な成長に぀ながるこずになるのは間違いない。