本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していきます。今回は、Excelで見栄えのよい表を作成する際に必須となる「罫線」の引き方について確認します。セルを罫線で囲って見やすくする基本操作のほか、空白のセルに斜線を引く方法も解説します。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

「ホーム」タブリボンの「罫線」アイコンから設定

Excelのシート画面で項目名や数値を入力したセルに罫線を引いておくと、表として見やすくなります。表作成の基本中の基本といえる操作なので忘れないようにしましょう。罫線で囲いたいセルをドラッグして範囲選択したら、「ホーム」タブのリボンの「フォント」欄にある「罫線」アイコン右の「▼」をクリックして設定を行います。

  • [Excel] 罫線を引きたい範囲を選択

    罫線で囲いたいセルをドラッグして選択します

  • [Excel] 罫線の種類を選択

    「ホーム」タブのリボンにある「罫線」アイコン右の「▼」をクリックし、メニューから「格子」を選択します

  • [Excel] 表に罫線を引くことができた

    選択したセルすべてが罫線で区切られて見やすくなりました

  • [Excel] 太い罫線を引く

    「罫線」のメニューからはセルの下部にだけ罫線を引く「下罫線」や上部にだけ罫線を引く「上罫線」などさまざまな罫線を選べます。「太い外枠」を選ぶと、選択したセルの外側の枠に太い罫線が引かれます

斜めに罫線を引くには

また、表を作成すると左上のセルなどが空白になるケースがよくあります。こんなときは、空白のセルに斜めの罫線を引くのが一般的です。Excelの罫線機能を使って斜め線を引く方法も覚えておきましょう。

  • [Excel] 斜めの罫線を引くには

    「ホーム」タブのリボンにある「罫線」アイコン右の「▼」をクリックし、メニューから「罫線の作成」をクリックします

  • [Excel] 斜めに罫線を引く

    マウスカーソルが鉛筆のマークに変わるので、斜め罫線を引きたいセルの左上にカーソルを合わせます

  • [Excel] 罫線を斜めに引くことができた

    セルの左上でクリックしてセルの右下にドラッグ＆ドロップすると斜め罫線が引けます。作業が完了したら「Esc」キーを押して罫線の作成モードを解除しましょう