[Excel] ページ番号を付けて複数シートを印刷

Excel（エクセル）でも、WordやPowerPointと同様、ヘッダーやフッターにページ番号を付けて印刷することが可能です。今回は、同一シート内の複数ページにページ番号を付ける方法と、複数のシートに連続したページ番号を付けて印刷する方法を確認していきます。

ヘッダーにページ番号を設定する

Excelの表が大きいと、1枚の用紙に印刷できないケースがあります。この場合は複数のページを印刷することになるため、1、2、3……と通し番号（ページ番号）が付いていると便利です。ここではまず、シートのヘッダー部分に、ページ番号を設定する方法を確認します。[挿入] タブのリボンから「テキスト」→「ヘッダーとフッター」をクリックして設定を行います。

• [挿入] タブを選択し、リボンの「テキスト」アイコンから「ヘッダーとフッター」をクリックします

• [ヘッダー/フッター ツール]の[デザイン]タブが選択され、ヘッダーが選択された状態になります。リボンにある「ページ番号」アイコンをクリックしましょう

• ヘッダー部分に「&[ページ番号]」と表示されるので、シートの任意の部分をクリックして確定させます

• ヘッダー部分にページ番号が表示されたことを確認したら、画面下のステータスバーにある「標準」アイコンをクリックします

• 通常の表示画面に戻りました。この状態ではヘッダーのページ数は表示されません。[Ctrl]＋[P]キーを押して「印刷」画面に切り替えましょう

• 印刷プレビューを確認すると、ヘッダーにページ数が追加されていることがわかります

すべてのシートに連続したページ番号を設定

先ほど、[ヘッダー/フッター ツール] の [デザイン] タブで行ったヘッダー（またはフッター）の設定は他のシートには反映されません。シートのタブを全選択して、印刷プレビューで確認すると、ヘッダーにページ数を設定したシートのみページ数が表示されます。

すべてのシートに対して個別にヘッダーを設定した場合も、シートごとに「1」からページが割り当てられてしまい、通し番号にはなりません。すべてのシートに連続したページ番号を割り振るには、シートを全選択した状態で「印刷」画面を表示させ、「設定」欄の「ページ設定」から設定を行います。

• 複数のシートをまとめて印刷したい場合は、最初のシート（この例では「Sheet1」）を選択した状態で、[Shift] キーを押しながら最後のシートをクリックして全選択し、[Ctrl]＋[P] キーを押します

• 「Sheet1」でヘッダーにページ番号を設定してある場合、「印刷」画面のプレビューにはヘッダー部分に番号が表示されます

• シートで設定したヘッダー設定は他のシートには適用されません。プレビューで他のシートを確認するとページ番号が表示されていないことがわかります。複数のシートで通しのページ番号を設定するには、「設定」欄にある「ページ設定」部分をクリックします

• 「ページ設定」画面が表示されたら[ヘッダー/フッター]タブを選択して「ヘッダー」欄のプルダウンメニューから「1ページ」を選択します

• このままではヘッダー部分に「○○ページ」と表示されます。単にペーシ番号のみを表示したいのならば「ヘッダーの編集」ボタンをクリックします

• 「ヘッダー」画面が表示されたら「中央部」に表示されている「&[ページ番号] ページ」の「ページ」部分を選択します

• [Delete] キーを押して「ページ」部分を削除したら「OK」ボタンをクリックし、「ページ設定」画面でも「OK」ボタンをクリックします

• これで、複数のシートに連続したページ番号を付けて印刷することができます。「印刷」画面のプレビューで確認しましょう