気がつけば夏。また暑い季節がやってくる。夏と言えば海、海と言えば男女の出会い、男女の出会いで重要なのはコミュニケーション、そうLINEスタンプだ。今年こそは素敵な夏を過ごしたい、そう考えている画面の向こうの皆さま。そんな皆さまにオススメのスタンプを紹介したい。ズバリ、サラリーマンの辛い日常だ。

何を隠そう、ついに本連載の最重要ポイントであるオリジナルスタンプの販売が開始されたわけだが、今回はどれくらいの時間がかかったのか、あらためて注意事項は何なのか、どうやって一攫千金を目指すかについて書いてみたい。

近いものほど見えにくくなることってあるよね

まずは承認完了までの期間だが、初めて申請を出したのが12月上旬、一度リジェクトされてから再申請を出したのが12月下旬、最終的な承認が降りたのが4月頭。つまりは申請から販売まで4カ月ほどの時間がかかった。

長い。それくらいの時間がかかるのではと予想はしていたが、それでもやはり忘れた頃にリリースされるという感覚だ。極論を言えば、4カ月後に流行っていそうなものを作れば良いわけだが、それが難しいことはもちろんのこと、そこから先も流行り続けなければ、スタンプが売れ続けるということはないだろう。

そして、予想していなかった問題がもうひとつ。同時期に発売開始されるスタンプがめちゃくちゃ多いのだ。いや、もちろん発売直後にめっちゃ売れると思っていたわけではない…。でも、発売開始から新着欄に載ってるであろう数日は、まあ多少は売れると思うじゃないですか。

実際は、発売されるスタンプ数が多すぎて発売直後に自分で探しても苦労するくらい全然見つからないわけで、恐らく1個辺りのスタンプがユーザーの目に触れる機会って非常に少ないんじゃないかと…。リアルな話、恐らくこれまでに上のスタンプを買っていただいたのって、周りの知り合いの方だけですよ。

と言うことは、だが、これからスタンプを作ろうと考えている方々にオススメしたいのが、広く一般のユーザーに響くことを狙うよりも、まずは近くにいる人たちが使ってくれるようなものを意識して作るということだ。新着欄で見てもらえないのであれば、知り合いが実際に使って広めてくれることを期待するしかない。

そう言った観点で考えると、今回作成したスタンプ、正直、失敗です。自分で作っておいて言うのもあれだけど、だって使いにくいんだもの…。どれくらい使いにくいか、成功するスタンプはどんなものなのか、それを知りたいという方は、まずは「サラリーマンの辛い日常」で検索するところから始めてみてはどうだろうか。いや、無理に買ってとは言わないけど、使ってくれたら嬉しいな…と。

なめたけ
どこにでもいる普通の社会人。酒を呑むよりも呑まれることが増えてきたと感じるものの、特に対策はしていない。絵を描く以外にもバンドを組んでみたりスポーツをしてみたりするが、特に特技もなく、徒然なるままに日々を過ごしている。