コントロールセンターにある「ボイスメモ」と「検索」を組み合わせたようなアイコンは、「サウンド認識」機能です。サウンド認識は、サイレンやドアベル、赤ん坊の鳴き声などを検知する聴覚サポート機能です。iPhoneが特定の音を検知し通知することで、聴覚に障害のある人が周囲で起きていることに気づきやすくなります。

また、オンラインミーティング中にイヤホンを使っていたために宅配のチャイムや洗濯機の完了音に気づかなかった……といった状況を防ぐ目的でも活用できます。

  • 「サウンド認識」の仕組み。iPhoneが特定の音を検出すると、通知を表示します

「サウンド認識」の使い方

「サウンド認識」を使うには、どの音を認識させるかをあらかじめ設定しておく行う必要があります。

  • <初回のみ>「設定」を開き、[アクセシビリティ]→[サウンド認識]の順にタップ。[サウンド認識]をオンにして[サウンド]をタップ

  • iPhoneが認識できるサウンドのリストが表示されます。認識させたいサウンドの種類をタップして、オンにします。他にも認識させたいサウンドがあれば、戻って同様に設定します

これで準備完了です。

  • 2回目以降はコントロールセンターで[サウンド認識]をタップしてオンにすればOK。オフにするにはもう一度タップします

認識させたいサウンドの種類は、後から「設定」→[アクセシビリティ]→[サウンド認識]を開いて変更することができます。

カスタムサウンドの設定

「サウンド認識」にはあらかじめさまざまなサウンドが用意されていますが、認識させたいサウンドがない場合や、用意されたサウンドでうまく認識されない場合などは、独自に音を学習させて「カスタムサウンド」を設定することが可能です。

  • 上記の手順でサウンドの一覧画面を開き、[カスタムアラーム]または[カスタム電気器具またはドアベル]をタップ。サウンドの名前を入力してを[続ける]タップします

  • [聞き取りを開始]をタップしたら、機器を作動させ、認識させたいサウンドを鳴らします。聞き取り終了後、[サウンドを保存]が表示されたらタップします。これを5回繰り返します

  • 最後に[完了]をタップ。先ほどの画面にカスタムサウンドが追加されました。iPhone内でサウンド認識のトレーニングが完了すると利用できるようになります

「サウンド認識」がコントロールセンターにない場合

「サウンド認識」がコントロールセンターに表示されていない場合は、下記の手順で追加します。

  • 「設定」を開き[コントロールセンター]をタップ。[サウンド認識]の[+]をタップします