iPhoneには買った時点で最初から入っているアプリがいくつかあります。でも使い方がイマイチ分からなかったり、他のアプリの方が便利そうだったりして、なんとなく使わないままになっていませんか? それではもったいない。せっかくなので、あるものは十分に活用しましょう。

大事なことはiPhoneに思い出させてもらおう

仕事でも生活でも、やることをメモしておくのはとても大事。それを必要な時に思い出させてくれるのが『リマインダー』です。iOS 6版でいろいろな点が改良されたので、これまで敬遠していた方もぜひ試してみてください。

メモの作成やチェックをする「リマインダー」画面

「+」ボタンから項目の新規作成。「>」から通知などの詳細設定画面へ

項目をフリックすると削除。右上の「編集」ボタンでも

左上のボタンで「リスト」画面へ。各リストや日付ごとのリマインダーを開くことができる

日付ごとのリマインダー画面。リストをまたいで、その日に設定されたことを確認できる

通知センターでも直近の項目を確認できる

日時を決めてリマインドしてほしい場合

決まった日時にリマインドしてほしい項目は、指定日時で通知が出るように設定します。

項目の「>」で詳細を開き、「指定日時で通知」をオンにして日時を選択。繰り返しの指定も可能。終わったら「完了」をタップ

指定した日時になると画面にリマインダーが表示される

場所を決めてリマインドしてほしい場合

駅で定期を更新する、ホームセンターに行ったら電池を買うなど、特定の場所で思い出させて欲しいことは、指定場所を離れた時、または到着した時に通知が出るよう設定します。完了のチェックをするまで、指定した場所で毎回通知されます。

上記と同じように詳細を開き、「指定場所で通知」をオンに。通知の出発時/到着時を指定する

現在地以外を指定する場合は「>」から住所入力(駅名や施設などランドマークの名称でもOK)。アドレス帳から選択もできる

指定場所から離れた時、または近づいた時にリマインダーが表示される

位置情報サービスを使うのでバッテリーの消耗が心配でしたが、試してみたところ意外に影響は少なく、前バージョンの印象からすると驚くほどです。移動距離や場所指定した項目の数などにも左右される可能性はありますが、試してみる価値はありますよ。

「設定」の「プライバシー」→「位置情報サービス」で「リマインダー」をオンに

こんなふうに活用できます

シンプルなアプリだけに、自分なりの使い方を見つけるのが使いこなしのポイント。参考までに簡単な事例を挙げてみますが、仕事や生活、iPhoneの利用シーンなど個々人の環境に合わせて、便利な使い方を探してみてください。

大きな用事と小さな用事

例えば「パスポートを取る」という一つの目的に対して、書類や写真を用意するといった小さな作業が複数必要になります。これを一つのリストにまとめれば、進捗を管理しやすくなります。

新規リストを作成

必要な作業をリマインダーに登録

カレンダーとの使い分け

予定の管理ならカレンダーでもできますが、リマインダーでは日時以外の条件で整理する必要がある場合に適しています。

「表示項目を増やす」から「優先順位」を設定。何からやるかを整理する

日課をチェック項目にして、完了したかどうか明確にする

時間や場所で思い出したいことを知らせる