iPhone新機種のウワサが激しく飛び交っていますね。例年、9月に行われるイベントで新機種が発表されるわけですが、買い替えのご予定がある皆さん、今お使いのiPhoneはちゃんとバックアップできていますか? 今回は、乗り換えに備えたバックアップのポイントをご紹介します。

基本のバックアップ

iPhoneは特別なことをしなくても、基本的な情報を自動でバックアップしてくれる機能があります。バックアップされた情報は「iCloud(アイクラウド)」に保存され、Apple ID・パスワードがあれば新しいiPhoneに復元することが可能です。

iCloudにバックアップされる仕組み。iCloudはインターネット上の貸し倉庫のようなもの。Apple ID・パスワードがそのカギとして使われます

自動的にバックアップを行うには、下記のように設定しておきます。

「設定」→「名前の欄」→「このiPhone」の順にタップ

「iCloudバックアップ」をタップし、次の画面にあるスイッチをオンに

これで、iPhoneが電源に接続され、ロックされた状態で、Wi-Fiにつながっている時に、自動的にバックアップが行われます。ご自宅のWi-Fiを使用中なら、毎日寝る前にケーブルをつないで放置しておけばOKです。

何がバックアップされているの?

iCloudにバックアップされているものは、下記の手順で確認できます。Apple純正のアプリ以外にも、いろいろなアプリの中身がバックアップされています。

「設定」→「名前の欄」→「iCloud」の順にタップ

ここでオンになっているアプリは、iCloudにデータがバックアップされています

もし、iCloudの残り容量が少なくなっていたら、より大きなプランに乗り換えておくのが安心です。

使用量の表示をタップし、「ストレージプランを変更」を選択。有料で残り容量を増やすことができます

ここにないアプリはどうなっちゃうの?

しかし、一部のアプリの中身はここにバックアップされません。例えばTwitterやInstagramなどのSNS、Kindleなどの電子書籍、Netflixなどの動画配信サイト等です。これらは、アプリ本体が再ダウンロードされた後に各アプリからログインすることで、再び同じアカウントで利用することができるようになります。

新しい端末でバックアップから復元すると、元あった場所にアプリが自動的に再ダウンロードされます

各アプリで、ID・パスワードを入力してログインします

ただし、復元の時点でApp Storeでの提供が終了しているアプリについては、再ダウンロードができません(提供側の都合など、様々な理由でそういうことが起き得ます)。残念ながらそのアプリとはお別れになります。

LINEはトークのバックアップをお忘れなく

LINEも、メールアドレスとパスワードを登録しておけば、新しいiPhoneからログインすることでアカウントを引き継げます。ただし、トーク履歴は手動でバックアップしておく必要があるので注意しましょう。

現在使用中のiPhoneでやっておくこと

まずはメールアドレスを登録。設定→アカウント→メールアドレスをタップして、自分のメールアドレスを登録します。すでに登録されていればOKです

続いてトークをバックアップ。設定→下へスクロールし「トーク」を選択

「トークのバックアップ」を開き、「今すぐバックアップ」をタップ

新しいiPhoneでやること

新しいiPhoneでLINEを開き「ログイン」をタップ。登録したメールアドレスとパスワードを入力します

電話番号を入力し「番号認証」をタップ。認証コード(4桁の数字)が送信されます

メッセージアプリに認証番号が届きました

LINEに戻って、認証コードを入力します

続いてトーク履歴をバックアップから復元。さらに、連絡帳へのアクセス可否を選択すれば完了です