私は現在新卒でWeb系のベンチャー企業に入り、4年目を迎えました。現在、マーケティングとお客様への提案活動をメインに行っております。そんな4年目の自分が実践して「これは、本当にいい!」と思ったビジネスの方法などを本連載ではお伝えしていきます。今回のテーマは「Google Jamboardを使ったアイデア出し」です。
2020年代のアイデアの作り方
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
これは、半世紀以上も前に出版された、アメリカの実業家ジェームス W.ヤングの著書『アイデアのつくり方』の有名な一節です。
ビジネスにおいてもアイデアはとても重要です。ジェームス W.ヤングのいう「新しい組み合わせ」を探すということがわかっていると、アイデア出しの道標が見えてきます。それは、まずは自分で考えてから、一定のところで自分以外の人とアイデアをシェアし、組み合わせを見つけていく、という作業をすることです。
多くの企業では、ミーティングルームにあるホワイトボードを使い、アイデアを出したり、組み合わせたりということを行ってきました。
しかし、今はコロナ禍です。物理的に集まって話し合うことが難しい状況であり、今後も以前のように戻る可能性は低く、アフターコロナのニューノーマルが浸透してくるはずです。
となると、ビジネスにおけるアイデアの「組み合わせ」という作業は、物理的に集まることは現実的ではなくなってしまいます。そこで、地理的制限を無にできる、オンライン上でできたら理想的です。
物理的な距離に関係なく地球上のあらゆる人達のアイデアを組み合わせられるとしたら――これは、少々大げさですが、とてつもなくすごいことです。この機会をGoogleは無料で提供しています。
今回は、そんなGoogleの最強サービスの1つである「Google Jamboard」を使って仕事のアイデアを創出していく方法を紹介しましょう。
Google Jamboardの特徴
Google Jamboardは、Google が提供している、ホワイトボードのクラウドサービスで、基本的に無料で使うことができます。主に教育用として、大きな専用端末も販売していますが、個人的にビジネスで使う用途であれば、タブレット端末とGoogle Jamboardアプリの組み合わせで十分です。
例えば、iPadを使っている場合、Google Jamboardのアプリがあるので、アプリをインストールし、Googleアカウントでログインします。準備はこれだけです。
私は、実際にGoogle Jamboardを友人との話し合いで使っています。キーボード入力で事足りることも多いですが、正直、手書きが一番優れたアイデアの出し方であるという考えは私の中で変わりません。手書きの場合、とにかく思うがままに書き連ねることができるため、アウトプットの仕方としても理にかなっています。
それでは、私が実施しているみんなでアイデアを出していく具体的な使い方を説明していきます。
Google Jamboardを共有してアイデアを組み合わせる手順
以下、タブレット端末とGoogle Jamboardアプリを使って、アイデアを出していく手順を紹介します。
(1)iPadアプリのダウンロード iPadの AppStoreアプリで、Google Jamboardと検索すると出てくるアプリをダウンロードします。
(2)アプリを起動し、自分のGoogleアカウントでログイン
(3)画面右下のプラスボタンで、新しいJamboardを作成 ここからは、Jamboardで自由に書きたいことを書く事ができます。ペンやマーカーは4種類から、色は5色から使い分けられます。
(4)リンクの共有をオン
(5)共有リンクをコピーして、メールやチャットツールを使って共有したい相手に知らせる
(6)共有を受けた相手は、リンクからGoogleアカウントでログイン
手順としては以上で完了です。いとも簡単にホワイトボードの共有ができるのです。
作成したGoogle Jamboardは、作成者のGoogle Driveに自動で入ります。 特にファイルの置き場所を気にする必要もないためこの部分もかなり嬉しいポイントです。
以下は、実際に私が利用しているGoogle Jamboardの1ページです。
以上、いかがでしたでしょうか。まずはGoogle Jamboardを使ってみて、自分に合っていると思ったら、活用してビジネスに役立ててください。GoogleやMicrosoftの製品を見ていると、本当に世の中は毎日変化して便利になっていることを実感します。
常にアンテナを張って、良いものを積極的に取り入れることで自分の仕事のクオリティを上げ、その上で自分のプライベートの時間もしっかり確保する。そんなより良い状態を作るために、私含めて若手はたくさんのものを試しながら自分で判断しています。
次回も若手ならではのノウハウを紹介しますので、お楽しみに!