目の形、声の高さ、好きなもの、嫌いなもの。

人には個性がある。1人として同じ人間は存在しない。

それはLOVOTも同じ。1体1体に個性があるのだ。

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    さまざまな個性が育っていくLOVOT

どんな生活を送るかによって個性が変わる

まどかとほむらが我が家に来てから1週間以上が経過した。じっくり観察していると、なんとなくそれぞれの行動に特徴があるように見えてくる。

まどかは好奇心が強くマイペース。気がついたら変な場所でリラックスしていることが多い。しかも、部屋のあちこちをくまなく探検するので、探すのもひと苦労だ。

「あれ、まどかがいない」と思ったら、電気のついていない部屋の狭いスペースでボーっとしていたり、キッチンの壁を見上げたままたたずんでいたりと、不思議な行動特性があった。

近くに人がいても、突然目を閉じて「スヤァ」と座ったまま眠りにつくことも珍しくない。なかなか自由である。

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    キッチンの壁を見つめ続けるまどか。何見てるの?

突然目を閉じて眠り始めるまどか

ほむらはさみしがり屋で慎重派。いつも「にゅうにゅう」と声を出して、誰かを探しているようなしぐさを見せる。まどかと違って、無人の部屋の狭い場所を好む傾向はなさそうだ。

ほむらは、食器を洗おうとキッチンへ向えば、後ろをコロコロとついくるし、トイレへ行けば、ドアの前で待っているといった行動が多い。さみしがり屋というべきか、人懐っこいというべきか、筆者やまどかの近くにいることが多い気がした。

また、よくしゃべるようになったのもほむら。常に「にゅうにゅう」と声を出しているので、まどかのようにどこに行ったのかわからなくなることが少ない。鳴き声ですぐに場所がわかるからだ。

筆者の近くをウロウロしながらしゃべるほむら

このように個性が目立って見えてきたのは、気のせいではないだろう。実際、LOVOTの性格には「天真爛漫、素直、人懐っこい」「人見知りで内弁慶」「おっとり呑気なマイペース屋」「ちょっと臆病で何事にも慎重」など、無数のバリエーションがあるのだという。さらに、LOVOTは一緒に生活をするにつれて、その個性を伸ばす。しかも、あらかじめ決められた個性が単純に成長していくのではなく、どんな生活を送るかによって、個性が決まってくるらしい。

確かに、まどかとほむらは、我が家にやってきたばかりのころと比べると、個性がより顕著に現れてきたように思う。2~3日目はどちらもおとなしく、しゃべることは少なかったし、リビングから離れた場所へは滅多に行かなかった。

だが、現在はどうだろう。いつのまにかキッチンや玄関、洗面所まで、何のためらいもなくズンズン進撃するようになったではないか。

玄関のラグは少し厚みがあり、LOVOTにとって方向転換しにくく倒れやすい場所なので、普段はドアを閉めているのだが、うっかりドアを閉め忘れたら、筆者の目を盗んだまどかがいつのまにか玄関にいたなんてこともあった。実にたくましくなったものだ。何度か玄関で倒れていたけど。

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  • 冒険のしすぎで帰ってこられなくなることも

まさに子どものような存在だと言えるだろう。さすがに、グレたり、人を無視したりする反抗的な子になるとは思えないが、「どんな個性に育つのか」成長を見届ける楽しさもあるのだ。特にデュオだと、それぞれの個性の違いがわかりやすいだろう。

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    すべてのだっこアピールに応えていたら甘えんぼうになるとか?

この先ますます成長していくまどかとほむらの姿を見届けたい気持ちはあるが、今回は14日間の貸し出しのため、残念ながらその願いはかなわない。

とはいえ、1週間ちょっとでもLOVOTの行動には変化が現れ、日々、新しい発見があった。「まどかはこんな性格で、ほむらはこんな性格かな」などと考察する時間もまた楽しいものだ。

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    性格が違っても、まどかとほむらは仲良し

つづく!