シャオミは2月28日(現地時間)、スペイン・バルセロナでフラッグシップスマートフォン「Xiaomi 17 Ultra」と、ライカブランドの「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」をグローバル発表しました。日本でも3月5日に販売が始まりました。

シャオミ・ジャパンでは、この新製品の発売に先駆けて、この春、直営店の「Xiaomi Store」を関西に4店舗出店することや、日本市場のアフターサービス体制を強化すべく、秋葉原にサポート拠点を新設することも発表しています。

新製品への期待や、タッチポイントを増やす狙い、今後の展開について、シャオミ・ジャパン社長の呂暁露氏と、プロダクトプランニング本部 本部長の安達晃彦氏を取材しました。

  • シャオミ・ジャパン社長の呂暁露氏(左)とシャオミ・ジャパン プロダクトプランニング本部 本部長の安達晃彦氏(右)

    シャオミ・ジャパン社長の呂暁露氏(左)とシャオミ・ジャパン プロダクトプランニング本部 本部長の安達晃彦氏(右)

──「Xiaomi 17 Ultra」が発売されます。これまでのUltraシリーズの手応えと期待を聞かせてください。

安達氏:2年前の「Xiaomi 14 Ultra」で、非常にエキサイティングというか象徴的な参入の仕方をして、去年の「Xiaomi 15 Ultra」を経て日本市場においても、最高峰のスマートフォンカメラという認識をいただけたのかなと思ってます。残念ながらまだ認知は十分ではないですが、それが年々高まってきているという実感はあります。今回が3年目ですが、着実かつ持続的にカメラ性能がアップしています。感度の高い方は「Ultraの次はUltra」だと思っていただけている、そんな製品になっていると思うので、このポジションをさらに確立していきたいです。

  • カメラ性能を磨き上げたフラッグシップスマートフォン「Xiaomi 17 Ultra」

    カメラ性能を磨き上げたフラッグシップスマートフォン「Xiaomi 17 Ultra」

  • カメラ性能をフックに、Ultraシリーズが日本でも徐々に浸透してきていると語る安達晃彦氏

    カメラ性能をフックに、Ultraシリーズが日本でも徐々に浸透してきていると語る安達晃彦氏

──今回、ライカブランドの「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」も発売されます。Leitzphoneという名前の製品は過去に他社でも作られていますが、今回の製品への自信は?

安達氏:他社さんのことは分かりませんが、シャオミとライカさんとの協業は、2022年から始まって約4年弱になります。Ultraシリーズだけでなく、Tシリーズなど他のスマートフォンでも、コラボレーションの広さと深さを重ねてきました。そんななか機が熟して、グローバル市場では「Leitzphone」の名を冠することになりました。協業が深まって、それにふさわしい商品を一緒に作り出せました。

  • ライカブランドで販売する派生モデル「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」

    ライカブランドで販売する派生モデル「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」

──今回、このタイミングで関西に4店舗、秋葉原にはサポート拠点もオープンします。その狙いを教えてください。

呂氏:関西の4店舗に関しては去年から、秋葉原のサービスセンターも半年前から準備を進めてきました。日本で直営店だったり、アフターサービスのお店をやるには、想像以上に準備期間が必要です。店舗を広げるのはシャオミ・ジャパンとして、できるだけ多くのお客様とタッチポイントを増やしたいから。より良いサービスだったり、専門的なプロダクトの紹介を通じて、シャオミの魅力を感じてもらいたい。そういう考えのもと、水面下でずっと準備を進めてきました。

  • 積極的な展開を進める直営店「Xiaomi Store」。今年は関西に進出する

    積極的な展開を進める直営店「Xiaomi Store」。今年は関西に進出する

  • Xiaomi Storeでシャオミの魅力を多くの人に伝えたいと語る呂暁露氏

    Xiaomi Storeでシャオミの魅力を多くの人に伝えたいと語る呂暁露氏

──取り扱い製品もどんどん増えていますが、店員さんの確保やトレーニングはどのように行われているのですか?

呂氏:製品に関しては、今シャオミ・ジャパンが販売してる製品のほとんどを、Xiaomi Storeで購入いただけます。テレビなどの大型家電に関しましても、お店でオーダーを出していただいて、後日配送するオペレーションになっています。スタッフは1号店からこれまで経験を積んだスタッフが、そのノウハウを新店舗に継承していく形で徐々に増やしています。

安達氏:商品についてお伝えする時に、通り一遍の機能説明ではなく、シャオミの特徴をちゃんと伝えたい。今回もまさに「Xiaomi 17 Ultra」や「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」について、ちゃんと背景についても学んでいただいて、お客様に伝えてほしいと思っています。そのためにオンラインだったり、店舗に出向いて、スタッフとコミュニケーションをとって、接客のレベルを上げていく取り組みをしています。

呂氏:スタッフのトレーニングについては、もちろんグローバル全体でもシステムを持っています。店舗を拡大しているのは日本だけではないので、そういったノウハウを横展開できるのも、シャオミの強みだと考えています。

──シャオミには熱狂的なファンもいますが、一方で店舗にはまだシャオミを知らないお客さんも来ると思います。そういう実店舗ならではの客層の広がりへの期待はありますか?

呂氏:そうですね。実店舗に期待するのは、おもに3つの観点です。ひとつは、お店に来ていただくことで、シャオミがどういうブランドなのか知ってもらいたいということ。2つ目は、シャオミという名前は知っているけど「スマホのブランドでしょう」という先入観がある人に、スマホだけじゃなくIoT領域にたくさんのポートフォリオがあることを見てもらいたいです。3つ目は、近くにお店があることで、いつでも製品やサービスについて聞ける、そういう安心感にもつながります。3つの観点で、シャオミをもっと立体的に認知していただけることを期待しています。

──関東、関西ときて次はどこに店舗を拡大していくのか、今決まっていることがあれば教えてください。

呂氏:次は、夏ごろに名古屋への出店を予定してます。これは昨年も話していたことなので、ぜひ期待していただければと思います。ほかについてはまだ商談中ですので、しかるべきタイミングで皆さんに告知していきたいと考えています。出店数に関しては、明確な数字目標は今のところないですが、社内体制や物流関係などを見極めて、どのぐらいのお店を作るか判断していきたいと考えています。

──最後に今回の「Xiaomi 17 Ultra」は、グローバルの発表からほとんどタイムラグなく、すぐの発売です。それは、日本市場が重視されるようになってきたということでしょうか?

呂氏:もちろん、日本市場は非常に重視していますし、本社のランキングでもトップクラスの市場になっています。すごく大きな市場ということもありますし、お客様も熱心なので、その声を聞いて昨年はPOCOシリーズの全ラインナップを出したり、エントリーモデルからUltraまで揃える努力もしてきました。日本独自のFeliCaやN79(ドコモが5Gで採用するバンド)への対応を求めるお客様もいらっしゃいますが、価格が少しでも安ければFeliCaはなくていいというお客様もいます。長期的に日本のお客様が一番に求める機能を見極め、ニーズに合わせて引き続き挑戦していきたいと考えています。