TCL JAPAN ELECTRONICS(以下、TCL)は2月4日、手書き向けAIスマートノート「TCL Note AI NXTPAPER」を国内発表しました。応援購入サイト「Makuake」にて、2月10日から先行販売を開始します。
一般発売時の想定価格は99,800円前後。ティザーサイトではメールマガジン登録で最大30%オフの早割が提供されるとしており、Makuakeでは早割価格で販売される可能性があります。
TCLは世界20カ所に生産拠点を持ち、スマートフォンや家電などの製造も手掛ける世界2位のパネルメーカー。日本でも薄型テレビを市場投入しているほか、タブレット製品も販売しています。
「TCL Note AI NXTPAPER」は手書きに特化した多彩なAI機能を備えたタブレット製品ですが、TCL JAPAN ELECTRONICSでSenior Marketing Managerを務める白天石氏は「単に“読み書き”するデバイスではない」と紹介。
情報過多で集中力が続かない、といった現代の課題を解決すべく、集中や没入感を散らす要素を省き、「知恵が育つ環境を守る」ことを目指して設計されたデバイスだといいます。
搭載する独自のLCDパネル「NXTPAPER」シリーズは、表面加工により反射を抑えブルーライトも低減した、“Natural Light”をうたう目に優しいディスプレイ。TCL Note AI NXTPAPERに搭載するのは、「紙のように自然なスクリーン」という、デジタルノート向けに開発した最新の「NXTPAPER Pure」です。
書くことに集中するため、パネルには76%の反射防止や55%のグレア低減(同社試験による)、指紋防止技術が施されているほか、デジタルペン「T-Pen Pro」と組み合わせて「Paper Like Display」(鉛筆のような書き心地)におけるTUV認証を取得。紙に書くような微細な摩擦を再現したとします。カラーは1,670万色の表現が可能で、リフレッシュレートは最大120Hzと高い性能になっています。
本体に添付されるT-Pen Proは8,192段階の筆圧検知、5ms以下の低遅延をサポート。ペン先は細く、一般的なボールペンなどと近い感覚で使用できそうです。画面上では鉛筆やボールペン、サインペン、万年筆、マーカーといった筆記用具を選べ、鉛筆と万年筆で異なるチップを内蔵し適切な書き心地を再現しているとのこと。
多彩なAI機能も特徴です。大きな注目は「インスピレーションスペース」機能。画面に表示された重要な情報を、T-Pen Pro側面にあるボタンを押しながら囲むだけで、1カ所にまとめて記録しておくことができ、記録後はワンタップで元の情報に遡れます。
このほか、手書きの図形や手書き文字を整形する、数式を計算する、文章を遂行/要約する、録音音声を文字起こしする/翻訳する、といったAI機能を搭載しています。
ベースOSはAndroid 15ですが、Google Playには非対応。ただし展示機にはEdgeやOneNote、WPS Office、Outlookといったアプリがプリインストールされていました。
本体サイズは260.1×196.6×5.5mm、重さは約500g。画面は11.5インチで解像度は2,200×1,440ドット、最大輝度は約300nits。メモリは8GB、ストレージは256GB、CPU名称は非公開ながら仕様上は「オクタコア」となっていました。セキュリティは暗証番号や指紋認証に対応します。
インタフェースはBluetooth 5.4、USB Type-C(充電/オーディオ兼用)で、デュアルスピーカーとマイク8アレイマイク、13MPカメラも搭載しています。バッテリー容量は8,000mAhを備え、通常使用で約3日~4日間の駆動が可能ということでした。
製品をごく短時間触ってみたところ、画面に書く「つるつる感」はなく、かといって過度な摩擦感もなく、かなり自然な書き心地。トップ部分には消しゴム機能が用意され、これを使うと“作業を実施した”ことがわかる、やや強い振動(ハプティクス)がフィードバックされます。
画面は全体的に落ち着いた色味ながら、赤や青、黄色などカラーの表示も問題なく視認できる表示で、同社のタブレット製品「NXTPAPER 11 Plus」の「カラーペーパーモード」に近い印象です。遅延の少なさも含め良好な手書き体験でした。












