iPhoneをなくしてしまった経験はありますか? 電車/バスに置き忘れた、誰かに持ち去られた、などと原因はさまざまですが、iPhone本体を失うダメージより個人情報漏えいやクレジットカード悪用のほうがダメージは大きい、本体を取り戻すよりデータの保護を優先したいと考える人は多いはずです。

そんなiPhoneの紛失リスクを抑止する役割を果たすのが生体認証です。iPhone X以降は顔認証技術の「Face ID」を利用し、ロック画面解除や支払い時の本人確認に利用されていますが、本体紛失時にも大きな威力を発揮します。Appleによれば、Face IDで本体のロックを解除できてしまう確率は100万分の1未満と低いうえ、ロック解除の試行は5回までに制限できるため、そうやすやすとは突破できません。

Face IDを勝手にリセットされる危険性はあるかとのご質問ですが、Face IDの変更/再設定にはパスコード認証が必須となります。もし、盗んだiPhoneのロック解除を試みる輩がいたとしても、そのiPhoneのパスコードを知らないかぎり、Face IDのリセット/再登録へ進むことはできません。

ただし、パスコードを盗み見られていたり、「123456」など容易に推測可能なパスコードを設定していたりした場合には、Face IDをリセット/再登録されてしまう可能性が高まります。「設定」→「Face IDとパスコード」→「盗難デバイスの保護」画面で盗難デバイスの保護スイッチをオンにしておくことも、紛失/盗難対策には不可欠です。

盗難デバイスの保護スイッチをオンにしておくと、保存済みパスワードやクレジットカードへのアクセスにはFace ID/Touch IDによる生体認証が必須になります。Appleアカウントのパスワード変更も、1時間待機したあとに追加の生体認証を求められるようになるため、盗難後の変更にかかる時間を引き延ばすという点で有効です。必ずオンにしておくようにしましょう。

  • Face IDを勝手にリセットされる危険性は低いものの、「盗難デバイスの保護」もオンにしておくとより安全です

    Face IDを勝手にリセットされる危険性は低いものの、「盗難デバイスの保護」もオンにしておくとより安全です