視線でiPhoneを操作できるとは、「視線トラッキング」のことでしょうか? 確かに、フロントカメラがユーザの視線移動を捉えることで、ボタンのタップなど各種のハンズフリー操作を実現する機能がiPhoneには用意されています。アクセシビリティ機能の一種ですが、状況次第では一般ユーザも便利に使うことができます。
視線トラッキングを有効にするには、「設定」→「アクセシビリティ」→「視線トラッキング」の順に画面を開き、「視線トラッキング」スイッチをオンにします。その後画面中央に顔がくるようカメラの位置調整を行い、画面上を動く点を目で追うキャリブレーションを実施すれば、機能が有効化されます。
視線トラッキングを有効にすると、視線の位置にポインタ(グレーの丸)が表示されるようになります。視線にあわせてポインタも移動するため、慣れてくれば「自分が見たアイテム上にポインタが移動してくる」ようになります。ボタンなどのアイテムをタップする場合には、アイテム上に移動してきたポインタをしばらく見つめます(滞留コントロール)。
ホーム画面へ戻る、画面スクロールを行うといった操作には、AssistiveTouchを利用します。あらかじめAssistiveTouchのメニューに「ホーム」や「スクロール」を登録しておき、視線移動と滞留コントロールを利用してそれらの操作を選択するという手続きになるため、難易度は高めといえるでしょう。
キャリブレーションを実行したときの位置からiPhoneを動かすと期待どおりに動作しなくなるなど、かなりの練度が必要な機能ではあるものの、手を使わずに音楽再生アプリで再生/停止する、電子ブックアプリでページを捲る、といった操作に活用できそうですよ。
