映像と音声を受信するビデオ通話はその場かぎりのもの、専門的な機材を用意しないかぎり記録することは難しい...それがiPhoneにおけるビデオ通話の常識でしたが、「ローカル収録」が登場したことにより状況が変わりました。

ローカル収録とは、FaceTimeなどのビデオ通話アプリにおける自分側の映像と音声を記録する機能です。別途カメラやマイクを用意する必要はなく、iPhone単独で高品質に記録できます。相手の声はエコーキャンセルされるため、声質が不自然になることはありません。iOS 26.1からは保存先もローカル(iPhone)かオンライン(iCloud)かを選べるようになりました。

従来からiOSには画面に映る映像や音を記録する機能として「画面収録」が用意されていますが、通話音声を記録することができませんでした。しかも画面に映る内容すべてが記録されてしまうため、通話中に通知が届くと通知ダイアログまで記録されてしまい、記録物としての質が低下してしまいます。内容確認後すぐに消してしまう用途はともかく、長期保存や再配信を考慮した場合は画質・音質とも良好な状態なローカル収録のほうが有利です。

なお、ローカル収録で記録される映像には、高効率な動画コーデックのHEVC(H.265)が適用されます。FaceTimeの映像は、iPhone 12以降のWi-Fi/5G接続環境ではフルHD(1080p)が使用されるため、YouTubeなどで配信する用途にも耐えられるクオリティのコンテンツを制作できることになります。音声のみ記録することもできるため、ポッドキャストなど音声コンテンツの制作にも活用できそうです。

  • 「ローカル収録」はFaceTimeなどビデオ通話の記録や配信コンテンツの制作に活用できます

    「ローカル収録」はFaceTimeなどビデオ通話の記録や配信コンテンツの制作に活用できます