リコーイメージングは10月24日、双眼鏡の新製品「PENTAX Papilio III WR」を発表した。最短50cmの至近距離で観察できる製品で、シリーズ初の防滴構造を採用し、利用シーンを広げた。カラーはブラックとオリーブの2色。

希望小売価格は、倍率6.5倍の「PENTAX Papilio III 6.5x21 WR」が26,000円(税別)、8.5倍の「PENTAX Papilio III 8.5x21 WR」が28,000円(税別)。発売はいずれも11月14日。

  • 倍率6.5倍の「PENTAX Papilio III 6.5x21 WR」(オリーブモデル)

    倍率6.5倍の「PENTAX Papilio III 6.5x21 WR」(オリーブモデル)

  • 倍率8.5倍の「PENTAX Papilio III 8.5x21 WR」(ブラックモデル)

    倍率8.5倍の「PENTAX Papilio III 8.5x21 WR」(ブラックモデル)

近くを見る際に生じる左右の視野のズレを補正する「輻輳補正機構」を搭載し、ピント位置に連動して対物レンズ(前側のレンズ)をスライドさせ、一般的な双眼鏡では難しい50cmという至近距離でも目が疲れにくく快適に観察できる。昆虫や植物の細部観察、美術館での展示物鑑賞などに適している。遠距離ではレンズが通常位置に戻り、バードウォッチングやスポーツ観戦、コンサートなどの用途にも対応する。

今回、新たに本体を防滴構造とし、雨天や霧の中、水しぶきのかかる場所でも使えるようになった。レンズには、汚れが付きにくい防汚コートも施されている。

現行モデルの「PENTAX Papilio II」も当面は販売を継続する。