ベルテクノの「アンドリフォーム」は9月29日、住宅に関するアンケートの結果を発表した。同調査は8月28日~9月4日、18歳以上の男女857人を対象に、インターネットで実施した。
住宅は「持ち家(戸建て・マンション)」か、「賃貸(マンション・アパート・戸建て)」のどちらか尋ねたところ、「持ち家」は56.5%、「賃貸」は43.5%だった。内訳は、「持ち家(戸建て)」が45.3%、「賃貸(マンション・アパート)」が38.6%、「持ち家(マンション)」が11.2%、「賃貸(戸建て)」が4.9%だった。
同社によれば、近年、都市部を中心に住宅価格が上昇し、首都圏の新築マンション平均価格は過去最高を更新。国土交通省の不動産価格指数(住宅)でも、令和7年3月時点で前月比3.1%増と上昇傾向が続いている。一方で、総務省の住宅・土地統計調査(令和5年)によると、世帯主が若いほど借家率が高く、特に20〜30代では賃貸志向が強いとのこと。住宅全体に占める持ち家の割合は約60.9%で、地域や年齢層によっても大きな違いが見られるという。
実際に持ち家を選んだ人・賃貸を選んだ人に、どんな理由で決断し、どんな思いで住み続けているのか尋ねた。
20代後半で子どもを持つNさん夫婦が選択したのは「賃貸(アパート)」。賃貸を選んでよかった点としては、「初期費用が抑えられる」「ライフスタイルや家族構成が変わっても、柔軟に住み替えられる」ことを挙げている。
Nさんは、「"妥協"ではなくあえて賃貸を"選択"した」という。子どもの成長や家庭を取り巻く状況に合わせて住まいを変えていける安心感だけでなく、持ち家と違って管理も不要で保険や固定資産税のことも考えなくていいこと、町内会に入らなくていいことなど、持ち家にはない身軽さも賃貸のメリットと感じていると語った。
2歳の子どもと猫1匹と暮らす4人家族のSさん夫婦は「持ち家派」。月々の支払が家賃・ローンでもほとんど変わらないなら、将来的に自分の財産になる持ち家を選んだ方がいいという考えで住宅を購入した。「子どもやペットが思いっきり遊べる庭があり、上下階の音を気にせず暮らせるのでのびのびと暮らせる」ことが魅力と話す。
また、以前は掃除や整理整頓に興味がなかったSさんだが、住宅購入後は家を大切に使いたいという気持ちから、ゴミ出しや掃除機かけ、家の外壁の掃除をするようになったという。「資産を持つ安心感」だけでなく、「家族の時間や習慣の変化」といった目に見えない価値も手に入れられたことも、持ち家だからこそのメリットと言える。




