アウトドアレジャーやキャンプに出かけて「クーラーボックスやポータブル冷蔵庫は便利だけど、大きく重くて持ち運びがしんどかった…」と感じた人はいませんか? そんな悩みに応えて登場し、2024年に話題となったのが、背負えるポータブル冷蔵庫「FrozenPack」です。

登場から1年、改良版の「FrozenPack Wild」が早くも登場。専用バッテリーでしっかり冷却でき、背負って運べる利便性はそのままに、新モデルではキャスターと伸縮式ハンドルを搭載。スーツケースのように引いて移動でき、苦労せずに持ち運べるようになりました。さらに、本体に金属パネルを装着すれば、即席の飲食テーブルとしても使えるというユニークな進化も。少人数でのキャンプやツーリングのお供に向く製品になったと感じました。

  • 背負って持ち運べるポータブル冷蔵庫に新モデル「FrozenPack Wild」が登場。さまざまな改良を施し、完成度が高まった

キャスターとテーブルを装着できるようになった!

FrozenPack Wildは、Makuakeでクラウドファンディングを実施しており、早くも支援額が3,000万円を突破するほどの注目を集めています。その期待に応える製品なのか、製品をお借りして実際に試してみました。

  • 全体的な構造は従来モデルを継承するが、デザインが洗練された。側面のポケットに専用のモバイルバッテリーを装着し、その電力で庫内を冷却する仕組み

デザインは従来モデルよりもアウトドアギアらしく進化し、見た目の魅力が高まりました。それ以上に評価したいのが、「背負って持ち運べる」ことに加えて「引いて持ち運べる」ようになったこと。本体の底面には付属のキャスターが、背面には伸縮式のハンドルが取り付けられるようになり、スーツケースのように引いて運べるようになりました。

  • キャスターとハンドルを装着すれば、スーツケースのようにコロコロと引いて持ち運べる

  • 背負わず引いて持ち運べる距離が増えれば、疲れも減らせる

FrozenPack Wildの本体は、何も食材を入れない状態でも12.5kg(バッテリー込み)と、1,000Wクラスのポータブル電源よりも重量があります。水や食材を入れれば20kg近くの重さに。両手で持たずに済むとはいえ、この重量をずっと背負うのはさすがに骨が折れるので、整備された道は引いて運べるのはありがたい進化だと感じます。大型バイクの側面に金具で固定することも可能なので、バイク乗りの人にも向きます。

  • 金具を使えば、大型バイクの側面に取り付けられる

ユニークな改良といえるのが、本体に専用のテーブルを固定できるようになったこと。別売の金属製パネルを装着すれば、左右と前方に広がるテーブルが設置でき、少人数の飲食などに活用できます。本体側面のネジ穴を使えばLEDライトやキャンプギアを固定できるなど、使い方の自由度も広がりました。

  • 専用パネルを取り付ければテーブル代わりに使える。テーブルを取り付けた状態でも、冷蔵庫は問題なく開閉できる

  • テーブルはいろいろな場所に穴が開けられており、さまざまなものを吊り下げられる

  • テーブルは折り畳みできるので、装着したまま持ち運べる

  • 側面にカメラと同じサイズのネジ穴を用意しており、さまざまなものの固定に使える

しっかり冷やせるのがクーラーボックスにはない利点

一般的な冷蔵庫と同じコンプレッサーを搭載し、交換式バッテリーで電源のない場所でもしっかり冷却できる特徴は従来モデルを継承しています。冷却性能はアップしており、15分ほどで庫内温度を25℃から0℃まで冷却できるほか、最大-20℃まで冷凍でき、氷も長時間溶けません。動作中は少し排気音や排熱が出ますが、不快に感じるほどではありませんでした。

  • 庫内は一部が深くなっている。冷蔵と冷凍の両方に対応するが、仕切りがないので冷蔵と冷凍の共存はできない

  • 深い部分を利用すれば、2リットルのペットボトルも立てて格納できる

  • 側面のポケットに専用のモバイルバッテリーを装着すれば、ケーブルレスで冷却できる

温度の確認や調整は前面のパネルでできますが、FrozenPack Wildは新たにスマホアプリでのコントロールに対応。離れた場所からでも確認や調整ができるようになり、利便性が増しました。

  • 本体前面のパネルで温度の確認や調整ができるが、スマホアプリでも同様のことができるようになった。隣の排気口からの騒音や排熱はそれほど不快ではない

可搬性の高さを評価できれば買い

Makuakeの早期購入では、本体・専用バッテリー・専用テーブルパネルが付属するアウトドアセットが64,980円で入手できます。一般的なポータブル冷蔵庫(4万円前後)と比べるとやや高めですが、背負えて転がせてテーブルにもなる利便性を考えると十分検討に値します。

特に、荷物を積みにくいバイク旅やソロキャンプをよく楽しむ人にとっては、持ち運びやすさと利便性を備えたポータブル冷蔵庫として、数少ない選択肢といえるでしょう。