手っ取り早く写真をイラスト化するには、Apple Intelligenceに頼むのが近道です。2025年7月現在、Apple Inteligenceに対応する機種はiPhone 16シリーズとiPhone 15 Pro/Pro Maxに限られますが、「この写真をイラスト化して」とSiriに伝えるだけでOKです。

写真をもとにイラストを作成する方法は、iOS 18.4から提供が開始された「Image Playground」を使う方法もありますが、アニメ調なのかスケッチ風なのか、「星空」や「春」といったテーマをくわえるのかを決め、さらにはいくつか出来上がったサンプルから選ばなければなりません。手っ取り早くイラスト化するのであれば、直接写真アプリから指示するほうが単純明快でスピーディーです。

手順はかんたん。写真アプリで対象の写真を開いた状態で、画面下部にあるホームバー(細長い棒)をダブルタップします。すると、キーボードとともにテキスト入力欄が現れるので、そこに「この写真をイラスト化して」と入力し、現れた「この写真をChatGPTに送信しますか?」というダイアログで「送信」ボタンをタップすればOKです。

ただし、この方法で作成するイラストは、自分のイメージからは遠いかもしれません。元の写真とは左右の向きが反対になることもあれば、動物や魚はまったく別の種になることもあります。なんとなく元の画像に似た雰囲気があれば問題なし、というくらいの心持ちで臨むべきです。

なお、この方法でもChatGPTアプリ同様に「ジブリ化して」という命令を受け付けてくれますが、似て非なるタッチのイラストしか入手できません。あくまで手っ取り早くイラストを入手するときの手段、と考えましょう。

  • 手っ取り早く写真をイラスト化するには、写真アプリから直接Siri/Apple Intelligenceに指示します