アンカー・ジャパンが、マンションに蓄電池システムを後付けで導入できる「Anker Solix Power Link System」を発表した。アンカーのポータブル電源を接続すれば、停電時にそちらの電力を使って天井の照明や冷蔵庫などが動かせるようになる。増設用分電盤の価格は199,900円で、工事費も含まれる。
一般的な家庭用蓄電池は導入に大掛かりな工事が必要で、基本的に戸建て住宅への設置を想定しており、マンションには導入できない。しかし、災害などで停電が頻発する状況になったことを受け、マンションにも導入できる蓄電池システムを開発した。
Anker Solix Power Link Systemでは、家庭の分電盤に接続する増設用の分電盤を取り付け、アンカーのポータブル電源を接続するだけで蓄電池システムが構築できる。もし停電した場合、ポータブル電源からの電力に切り替わり、ケーブルなどをつなぎ変える必要なく家庭内の照明や冷蔵庫などに電力が継続して供給できる。
蓄電池は一般的なポータブル電源を利用するため、キャンプなどのアウトドアレジャー時はそれを持ち出して使えるメリットがある。ポータブル電源は、いまのところ以下の3機種が対応する。Anker Solix Power Link Systemとのセットモデルの価格は以下の通り。
- Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Stationセット…298,900円
- Anker Solix C1000 Portable Power Stationセット…309,900円
- Anker 767 Portable Power Stationセット…398,900円