キヤノンのミラーレスカメラのフラッグシップモデル「EOS R1」が、国際的なデザイン賞「レッドドット・デザイン賞」の最高賞を受賞した。AF性能や撮影性能だけでなく、これまでのEOSシリーズにもない独特の凸型パターンをグリップの張り革に採用した点も評価された。
レッドドット・デザイン賞は、世界最大級のデザイン賞といえる存在。革新性や機能性、品質、人間工学など9つの基準で審査を行う。EOS R1は「レッドドット・デザイン賞 プロダクトデザイン 2025」において、最高賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞した。最高賞の受賞はキヤノン製品では初めて。
サッカーのシュートなど特定のアクションを認識し、注目すべき被写体に素早くAFフレームを合わせる「アクション優先」機能や、視線入力AFなどを備え、狙った被写体に素早くフォーカスを合わせて粘り強く追尾できる点が評価された。また、滑り止め効果が高く、水切れ性能にも優れる新しい凸型のグリップパターンを採用した点も評価されたという。
EOS R1を購入して日ごろの撮影に利用している吉村永カメラマンも「実際に撮影してみると、R3よりも持ちやすくなったと感じる。指の掛かりがよくなり、ストラップなしでも安心感が高まった」とコメントしている。