KDDIは4月11日、5GのSub6の2つの周波数に対応した無線装置「Dual Band Massive MIMO Unit」(DB-MMU)を大阪・関西万博の屋外イベント会場に設置したと発表。通信速度が最大2倍に向上する。あわせて、大阪・関西万博会場内にSub6基地局を整備し、多くの来場者が来てもSub6エリア全域で高速・大容量の通信ができるようにした。
今回のDB-MMUは、4月13日に開幕する大阪・関西万博のEXPOアリーナ「Matsuri」の会場後方に設置する。国内では初めての商用導入となる。
通常の無線装置は周波数帯ごとに装置の設置が必要だが、DB-MMUは無線装置1つでSub6の2つの周波数(3.7GHz帯/4.0GHz帯)を同時に利用できる。5G SAサービスの利用時は、複数の周波数を重ねるキャリアアグリゲーション技術により、1つの周波数のみに対応した従来のMMU装置と比較して通信速度が最大2倍になる。