iOS 18.4へのアップデートを済ませたものの、何から手を付ければいいかわからない...AIだ人工知能だといわれても具体的な用途がわからない、画像の生成もすぐに飽きた、という人はこの機に「ルーティンワークをAIに任せる」ことを考えてもいいかもしれません。
たとえば、定型的な内容のメールを送信する作業はどうでしょう。アポイントを確認することだけが目的であれば、「お世話になっております」とか「◯時に御社オフィスへ伺う予定ですが念のため確認させていただきます」といった書き方ができていればじゅうぶん、AIに任せるにはちょうどいいタスクです。
iOS 18.4のメールアプリには、Apple Intelligenceにメール本文の執筆を任せる機能が用意されています。手順はかんたん、本文欄に会社名/所属と相手の名前を書いておき、先頭部分にカーソルがあることを確認したうえで作文ツールボタンをタップ、現れたシートの下部にある「作文」をタップして指示文(書いてほしい内容)を入力するだけです。
指示文は、「8日(火)の11時に先方オフィスへ伺う旨を確認する」といった簡潔なものでOK。あとは、あらかじめ書いておいた情報(会社名/所属と相手の名前)と「先方オフィス」という語句からChatGPTが状況を判断、立派なアポイント確認のメールを作文してくれます。
あとはこちらの情報を追記したうえで内容を確認、必要であれば手直ししたうえで相手のメールアドレスを入力し、件名を書き足して送信すればOK。ルーティンのビジネスメールを準備する時間は格段に短くなるはずです。
ところで、ChatGPTはこちらの指示内容をしっかり分析しています。前述の例でいえば、指示文の「先方オフィスへ伺う」を「いつものカフェで会う」に変更すると、「お世話になっております」を含まないなど若干カジュアルな表現に変わります。いろいろ試してみては?