2012年発売のiPhone 5以降、iPhoneで使う充電用/パソコン接続用ケーブルといえば「Lightning」という状況が続いてきました。しかし、2023年に登場したiPhone 15シリーズからは代わりに「USB-C」が採用され、以降発売されたすべてのiPhoneが同じ仕様を踏襲しています。
LightningのiPhoneは、iPhone 15シリーズ登場後も併売されてきましたが、2025年2月iPhone 16eが発表されると同時にiPhone 14シリーズの販売が終了されました。これはLightningを搭載したiPhoneの最後、同時にLightningの「終わりの始まり」を意味します。
現行のiPhoneからLightningが消えると、ケーブルや変換アダプタなどLightning関連製品の選択肢は次第に減ると予想されます。Lightning以前のコネクタ形式「Dock」がそうだったように、対応製品の新規開発は減り、店頭で見かける機会も次第に少なくなります。
Lightningが消える直接的な理由は、EU域内で販売されるスマートフォンにUSB-C端子の搭載を義務付けるEUの規制にあると考えられますが、Lightningは10年以上前に開発されたUSB 2.0ベースの技術であり、最新のUSB規格と比較したときの転送速度や関連技術(DP Alt Modeなど)の不足による仕様の古さは否めません。現行iPhoneのすべてがUSB-C搭載となった時点で、一定の役割を終えたと見てよさそうです。
もっとも、市場からLightning関連製品がすぐに消えるわけではありません。現在も新品のDockケーブルが販売されていることと同様、当面は現在と変わらず流通すると考えられます。慌てる必要はないでしょう。