シグマは2月24日、Lマウントを採用したフルサイズミラーレスの新製品「Sigma BF」を発表した。「fp」とも異なる新デザインを採用した小型モデルで、ボディは継ぎ目のないアルミ削り出しで生成。操作用のデバイスは最小限にし、ボタンやダイヤルは感圧式でハプティクスを採用した。fpの弱点だったオートフォーカスは大幅に強化し、像面位相差AFとコントラストAFによるハイブリッド式とした。カラーはブラックとシルバーの2色で、シルバーモデルに合わせた交換レンズも新たに用意する。
価格はオープンで、実売価格は385,000円。発売は4月の予定。
あらゆる様相をシンプルにそぎ落とした、というコンセプトのフルサイズミラーレス。操作は1つのダイヤルと3つのボタンしかなく、すべてのダイヤルやボタンは物理式ではなく感圧式とし、故障を抑えた。ダイヤルやボタンにはハプティクスを採用し、ダイヤルを回したりボタンを押したような感触を指先に与える仕組みを備えた。
センサーは有効2460万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーで、Foveonセンサーではない。センサーには像面位相差AFを備えており、コントラストAFとの組み合わせで素早く正確なオートフォーカスを可能にした。被写体検出は人物以外に、犬や猫の検出にも対応した。
インターフェースはUSB Type-Cのみ。メモリーカードスロットは搭載せず、230GBのストレージを内蔵する。JPEGの最高画質で14,000枚以上の保存が可能だという。
本体サイズは130.1×72.8×36.8mm、重さは約388g(本体のみ)。