DJIは2月18日、スマートフォン用スタビライザーの新製品「Osmo Mobile 7」シリーズを発表した。新たに、カメラなどを搭載した小型ユニット「多機能モジュール」を開発し、スマホホルダーに取り付けて撮影することで被写体追従などの性能を高められるようにした。スマホカメラの高性能化や高画質化が進むことを受け、手持ちのスマホで印象的な動画を撮影したいと考える人に売り込む。
希望小売価格は、多機能モジュールが標準で付属する「Osmo Mobile 7P」が18,480円、スタンダードな「Osmo Mobile 7」が13,310円。
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カメラなどを搭載した小型ユニット「多機能モジュール」で被写体追従性能などを高めたスマートフォン用スタビライザーの新製品「Osmo Mobile 7」シリーズ。左がスタンダードな「Osmo Mobile 7」、右が多機能モジュールが標準で付属する「Osmo Mobile 7P」
2022年11月に発売した「Osmo Mobile 6」の後継モデル。シリーズで初めて、カメラやLEDを搭載した小型ユニット「多機能モジュール」を用意したのが特徴(Osmo Mobile 7Pには付属、Osmo Mobile 7は別売)。多機能モジュールをジンバル部のスマホホルダーに取り付けることで、多機能モジュールのカメラがとらえた情報をもとに被写体を追従できる。被写体追従機能もActiveTrack 7.0に向上し、人で混雑した状況でもフォーカスしたい被写体を追従し続けられるようにした。
多機能モジュールは被写体追従以外の機能も備える。カメラの隣にはLEDの補助ライトを内蔵し、カメラで取得した情報をもとに最適な色温度と明るさで人物の顔にLEDの光を照射できる。多機能モジュールはワイヤレスマイクの受信機能も備えており、別売のDJI Mic Miniトランスミッターを用意すれば話し声をクリアに収録できる。カメラを利用したハンドジェスチャー機能も備えており、手のジェスチャーで撮影やフレーミングなどの操作ができる。
新たにApple Watchに対応し、スマホアプリと組み合わせればApple Watchをリモート制御用のリモコンとして使える。