Nothingは10月30日、スマートフォンの新製品「Phone(2a)Community Edition」を発表した。暗闇で光る独自のデザインを採用するのが特徴。全世界合計1,000台の限定モデルで、日本での価格は55,800円。10月30日からnothing.techにて購入登録を開始し、11月12日よりnothing.techにて販売を開始する。11月下旬にポップアップストア(東京)でも販売予定だ。

  • 暗闇で背面が光るようデザインを工夫したスマートフォンの新製品「Phone(2a)Community Edition」

「Phone(2a)Community Edition」は、Nothingとコミュニティの共創モデル。日本市場向けのCommunity Editionは「Phone(2a)」がベースで、日本以外の市場では「Phone(2a)Plus」をベースとしている。

アストリッド・ヴァンミュイーズ氏と赤崎健太氏がハードウェアデザインを担当しており、Nothingのデザインディレクター アダム・ベイツとCMFのデザイナー ルーシー・バーリーとのコラボレーションにより、「燐光」がコンセプト。緑色のリン光性発光素材を使用し、背面のさまざまな部分が暗い場所で柔らかく発光する。電力を必要としないアナログ方式で動作し、数時間にわたって光を放ち日中に自然と再充電を行う環境にも優しい設計だ。

  • 明るい場所では、ベースとなった「Phone(2a)」とそれほど違いはない

  • 暗い場所では、独特のパターンが柔らかく発光する

壁紙デザインはアンドレス・マテオス氏が担当。当初は4種類の壁紙デザインが収録の予定だったが、Nothingのソフトウェアデザインディレクター ムラデン・M・ホイスやソフトウェアデザイナー ケン・ジアンとのコラボレーションにより、6種類に拡充された。

パッケージデザインは、イアン・ヘンリース・シモンズ氏が担当し、「Less is More」をコンセプトとして、大胆かつシンプルなスーパーマクロの視点を採用している。パッケージも暗所で幻想的に光る反射素材を使用したものだ。