海外旅行に行くとき、ネットで海外の店舗から購入するとき、外国株式を売買するとき...為替レートが気になる場面は意外なほど多いもの。iPhoneの場合、Spotlight(ホーム画面をフリックすると現れる検索バー)へ知りたい金額を入力するか、Googleなどのサーチエンジンで検索するかがオーソドックスな方法です。

iOS 18では、さらに強力な通貨換算ツールが登場しました。標準装備アプリの中でも定番中の定番、「計算機」に高度な換算機能が追加されたのです。対応する通貨も、日本円や米ドルはもちろんユーロ、英ポンド、香港ドル、中国人民元など数十種類、困ることはありません。

使いかたもかんたん。計算機アプリ(縦表示)の左下にある電卓ボタンをタップすると現れるメニューで、「換算」スイッチをオンにします。すると、入力欄が2つに分かれるので、右端をタップしてそれぞれに目的の通貨を指定します。

2つの通貨はそれぞれ自由に指定できるので、日本円とそれ以外の通貨という組み合わせだけでなく、インドルピーとメキシコペソなど、ふだん使わないような組み合わせにすることも可能です。上下の矢印ボタンをタップすれば、金額を2つの通貨で入れ替えるのもかんたんです。

iOS 18の計算機アプリは、通貨だけでなく、長さや時間、体積といったさまざまな単位の換算に対応しています。通貨と同様、2つそれぞれに異なる単位を指定できますから、たとえ500マイル離れてもそれは926キロメートルだな、とすぐにわかりますよ。

  • iOS 18の計算機アプリには、さまざまな通貨単位に対応する換算機能が追加されました