iOSに標準装備の「株価」アプリは、国内外の株価や為替の最新情報をチェックしたいとき便利に使えます。気になる銘柄をウォッチリストに登録しておけば、アプリだけでなくウィジェットでも確認できるので、いちいち検索する必要がありません。

その株価アプリでは、日経平均やNYダウ平均といった株価指数(株式市場の状況を示すために、各銘柄を一定の計算方法で総合し数値化したもの)もサポートしています。さらに日本円と米ドルなどの主要通貨ペアの為替レートも表示できるので、株価アプリひとつで投資の基礎データをひととおり網羅できてしまいます。

主要な株価指数は、ティッカーコードを検索すると表示できます。日経平均は「^N225」、NYダウ平均は「^DJI」、S&P500指数は「^GSPC」、ナスダック100指数は「^NDX」、FTSE100指数は「^FTSE」など、2022年6月現在における情報提供元(Yahoo Finance)で扱う株価指数の多くがサポートされています。

為替レートのコードには、ドル/円が「JPY=X」、ユーロ/ドルが「EURUSD=X」のように、通貨ペアに「=X」をくわえた文字列が使用されます。株価同様にグラフを表示する機能も用意されていますから、トレンドを掴むにはじゅうぶん役立ちます。

ただし、あらゆる株価指数がサポートされているわけではありません。情報提供元の事情なのか、株価指数では東証株価指数(TOPIX)やMSCIコクサイが除外されているため、検索してもヒットしません。以前のバージョンのiOSでは「998405.T」というコードでTOPIXを表示できましたが、iOS 15の現在はできなくなっています。こればかりは、投資関連のポータルサイトを利用するなど、ほかの手段に頼るしかないでしょう。

  • 株価アプリはいろいろな株価指数をサポートしていますが...