パソコンでiPhoneを充電しているとき、望んでいないのにテザリングが始まってしまうのですね? この場合の充電とはUSBケーブルでの接続、LightningかUSB-Cかの違いに関係なくテザリングが始まるとすれば、そのしくみを理解しておく必要がありそうです。

テザリングが自動的に始まる原因は、「設定」→「インターネット共有」画面にある「ほかの人の接続を許可」スイッチがオンになっているためです。このスイッチがオンでパソコンにUSB接続しているとき、WEBサイトへのアクセスなどインターネット通信が必要な処理を開始すると、自動的にテザリングが開始されます。

「ほかの人の接続を許可」スイッチをオンにしているがWEBサイトにはアクセスしていない、という場合でも自動的にテザリングが始まることがあります。実際にはメールチェック、クラウドの機能を必要とするアプリの起動など、インターネットを介した通信すべてが対象となるため、気付かないうちにテザリングが始まるはずです。

充電したいだけだからテザリングが始まっては困る、パソコンとのUSB接続は充電とバックアップ処理だけにしたいという場合には、「ほかの人の接続を許可」スイッチをオフにしておきましょう。そうすれば、パソコンとUSB接続してもテザリングが始まることはありません。

ところで、USB接続のテザリングはWi-Fi/Bluetoothより通信が安定するというメリットがあります。パソコンから給電されるためバッテリー残量を気にする必要も、有線だけに接続に失敗しリトライを繰り返す手間もありません。ケーブルは必須となるものの、3種類あるテザリング手段のうち実用性はベストですよ。

  • USBテザリングを避けたい場合は「ほかの人の接続を許可」スイッチをオフにしておきましょう