ASUSは8月21日、Wi-Fi 7に対応するゲーミングルーター「ROG Rapture GT-BE19000」、デュアルバンドルーター「ASUS RT-BE86U」、USBアダプター「ROG USB-BE92 USB WiFi 7」を発表した。
Wi-Fi 7 (802.11be)は、2.4GHz、5GHz、6GHzの3帯域を利用でき、従来よりも接続の安定性や最大通信速度が向上し、読み込みの遅さや遅延の問題も軽減される。OS側でも、2月にWindows 11のInsiderプログラムでプレビュー提供が始まるなど、利用環境の準備が進んでいる。
「ROG Rapture GT-BE19000」は、ASUS初のWi-Fi 7対応ルーターとなったフラッグシップモデル「ROG Rapture GT-BE98」と共通するレトロフューチャーな外観を持ち、より手頃な価格のトライバンドROG Rapture GTゲーミングルーターになる。
2.6GHzクアッドコアプロセッサ、2GBメモリ、256MBフラッシュストレージを搭載。6GHz帯、320MHz幅、4096QAMなどへの対応により、6GHz帯で11,529Mbps、5GHz帯で5,764Mbps、2.4GHz帯では1,376Mbps、計19Gbpsの高速スループットを実現する。6GHz帯のWi-Fi 6Eに比べて、最大2.4倍のスピードと最大73%広いカバレッジでゲームを楽しめる。有線LANインターフェイスは、10Gigabit Ethernet×2、2.5Gigabit Ethernet×4、Gigabit Ethernet×1。
「RT-BE86U」は、2.6GHzクアッドコアプロセッサ、1GBメモリ、256MBフラッシュストレージを搭載し、デュアルバンド ゲーミングWi-Fi無線ルーター「RT-AX86U」と比べて、CPUパワーが約30%向上している。
マルチリンクオペレーションと4096-QAMで最大6800Mbpsのデュアルバンドスループットを提供。有線LANインターフェイスは、10Gigabit Ethernet×1、2.5Gigabit Ethernet×4。AI WAN検出機能、USB経由の4G LTE/5Gモバイルテザリング機能など、多彩なWANオプションを備えている。
「ROG USB-BE92 USB WiFi 7」はUSB Type-AとUSB 3.2 Gen 1x1 Type-Cの接続に対応する。Windows 10/11のプラグアンドプレイをサポートしており、Wi-Fi 7対応ルーターを導入した際に、既存のPCにROG USB-BE92をUSB接続してWi-Fi 7の通信機能を簡単に追加できる。