カプコンは、ドイツのケルンで行われた「gamescom Opening Night Live」において、シリーズ完全新作『モンスターハンターワイルズ』の最新映像「プロモーション映像③」を公開した。
今回の映像では、新たなフィールド「緋の森」、新モンスター「ラバラ・バリナ」「レ・ダウ」などが明らかにされた。
「緋の森」は、隔ての砂原を流れる川を遡った先に広がる水の豊かな森林のフィールド。緋の森に足を踏み入れた調査隊は、赤い水に満たされた水辺を目にすることになる。
「ラバラ・バリナ」は、緋の森に棲息する鋏角種(きょうかくしゅ)のモンスター。腹部を展開させる際の様子が大輪の花のように見えるため「刺花蜘蛛(しかくも)」とも呼ばれる。脚部を巧みに使い、素早い動きで獲物を追い詰めるという。
また、ダイナミックに姿を変貌させる広大なフィールドは、飢えた肉食モンスターが群れて争う過酷な「荒廃期」と、「異常気象」を経て迎える豊かな生命が溢れる「豊穣期」という二面性を持っており、時によって全く異なる表情を見せる。フィールドによってもそれぞれの環境で見せる姿は異なり、異常気象が発生するとその生態系の頂点を司る強大なモンスターまでもが姿を現す。
「隔ての砂原」の生態系の"頂点"に君臨する飛竜種が「レ・ダウ」だ。大規模な落雷を伴う砂嵐に適応しており、目撃例も同気候時のものが多い。高い帯電能力で増幅された放電攻撃は極めて危険で、「煌雷竜(こうらいりゅう)」とも呼ばれる。
同作では、クエストが始まると救難信号で世界中のハンターへ協力要請を送り、最大4人のハンターでモンスターの狩猟に挑むことができる。さらに、オンラインでのマルチプレイに加えて、シングルプレイ時にも、NPCのサポートハンターと共に多人数の狩りを楽しむことも可能だ。
また、救難信号を発信して一定時間経過して他プレイヤーが集まらないときにも、NPCのサポートハンターが駆けつけてくれるという。救難信号によるマルチプレイ時の最大参加人数やサポートハンターの参加有無などは、クエストカウンターの設定から変更でき、「プレイヤーのみ」「サポートハンターのみ」など好みに合わせた設定を行える。
映像では、「隔ての砂原」のベースキャンプも描かれていた。調査隊が各地で調査を行うために設置された活動拠点で、ハンター自身のテントの他、アイテムの購入や食材の配給、武器や防具を作ってくれる加工屋など、狩りに必要な設備が整っている。
進化したハンティングアクションとして、一部のモンスターの攻撃をガードした際に発生することがある攻防「鍔迫り合い」も明らかにされた。モンスターを押し返し、体勢を崩したところに追撃を狙うことができる。
また、一部の武器種では、モンスターの攻撃に合わせて特定の攻撃アクションを当てると、モンスターを弾き飛ばす「相殺」が発生する。相殺から強力な追撃に派生できることもある。
そのほか、禁足地調査隊に所属するハンター「オリヴィア」とオトモアイルー「アトス」、古くからフィールドで暮らす人々の集落「風音の村 クナファ」なども紹介された。
今作では、探索中にフィールド上のモンスターをターゲットに設定して、その場でクエストを開始することもできる。「携帯焚き火台」で携帯食料を調理して食事をとり、体力などのステータスを一定時間上昇させることができるため、安心して、継続狩猟を行えるようになっている。
また、広大なフィールド上にあるいくつかの「候補地」に、決まった数の「簡易キャンプ」を設置可能。簡易キャンプではアイテムや装備の入れ替え、クエストの受注などが可能で、ファストトラベルの目的地やダウン時の復帰地点としても活用できる。
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