記名式Suica／PASMOカードの販売が再開、9月1日から

首都圏を中心に使われる交通系ICカード「Suica」と「PASMO」の記名式カードの発売が、9月1日に再開します。東日本旅客鉄道（JR東日本）およびPASMO協議会、東京臨海高速鉄道が連名で8月20日に発表しました。

記名式Suica／PASMOカードは、カードの製造に必要な半導体の不足により2023年7月から販売を中止していました。今回JR東日本では「半導体の供給が回復し、今後も継続して供給できる見込みがたった」として、9月1日から販売を再開する予定です。

販売を再開するのは、記名式のSuicaカード／PASMOカード／りんかいSuicaカード。また、現在も販売を続けている各カードの定期券やモバイルSuica、モバイルPASMO、Apple PayのPASMOなどはそのまま販売を継続します。

一方、2024年6月8日から販売を中止している無記名式のSuicaカード／PASMOカード／りんかいSuicaカードは、直近で調達できるカードの供給量では在庫不足になる可能性が高いとして、引き続き販売を中止。また「モノレールSuica」も記名式・無記名式ともに、引き続き販売中止となります。

JR東日本では、今後の発売状況により定期乗車券などの新規発売、紛失時などの再発行サービスを継続するのに必要な在庫の確保が難しくなった場合は、再び記名式カードの発売を中止する可能性があるとしています。