GENDA GiGO Entertainmentは、夏休み企画『野田ゲー×GiGO』を池袋にあるGiGO総本店で2024年7月2日から開催する。

企画では、2024年7月31日までの期間限定で『野田ゲー』アーケード(スーパー野田ゲーGiGO)が登場。7月2日の店舗オープン前には、「野田ゲー×GiGO」除幕式・記者会見が実施された。

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    池袋東口にある「GiGO総本店」

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    期間限定で「野田ゲー×GiGO」が展開される

『野田ゲー』とは、お笑いコンビ「マヂカルラブリー」の野田クリスタルさんが手掛ける自作ゲーム。クラウドファンディングで集めた資金を開発費として、面白法人カヤックとともにNintendo Switch用ソフト『スーパー野田ゲーPARTY』と『スーパー野田ゲーWORLD』をリリースしている。

どちらも、クラウドファンディングのリターンとして「あなたが描いた背景イラスト、なんでも採用権」「ゲーム内の主人公になれる権」など、ユーザーが開発に関われるゲームとしても話題になった。

ソフトには、揺れる電車の中で画面から飛び出ないよう操作する「みんなのつり革」、同じ「音」をそろえる神経衰弱ゲーム「音声衰弱」、イカサマできるカードゲーム「邪道バース​」など、多数のミニゲームを収録している。

今回、GiGOに登場するのは、その『野田ゲー』のアーケード版。制作過程では、野田クリスタルさん自身がアーケード化するタイトルを検討し、レバーコントローラーの特徴を活かせるゲームをセレクトした。

収録ゲームは「みんなのつり革~ 満員電車でも、つり革に捕まりたくないよ~」「大乱闘 ブロックくずして ~球に当たると、顔がデッカチャンだよ!!~」「ナガイアス ~ボスまでの長ーい道のりが一画面に!!~」「The 連射 ~高橋名人と連射勝負!!~」の4種類。1回100円で、5分間遊び放題のシステムだ。池袋のGiGO総本店のみ、3台設置される。

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    2021年4月29日に発売された『スーパー野田ゲーPARTY』。野田クリスタルさんが超おもしろ総監督を務めた

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    2022年7月28日に発売された『スーパー野田ゲーWORLD』。オンライン対戦機能が追加された

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    ちなみに、『野田ゲー』の次回作として、『スーパー野田ゲーMAKER』の開発が発表されており、クラウドファンディングで16,759,000円の支援金が集まった

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    「みんなのつり革〜満員電車でも、つり革に捕まりたくないよ〜」は、「マヂカルラブリー」がM-1グランプリで披露したネタ「つり革」をもとにしたゲーム。激しく揺れる電車の中で長く画面にいられるようキャラクターを操作する​

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    自動で動く球がブロックを崩すステージで、球に当たらず避ける「大乱闘 ブロックくずして〜球に当たると、顔がデッカチャンだよ!!〜」。球に当たってしまうと顔が巨大化していく

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    横スクロールのシューティングゲームの長いステージが1画面に収まった「ナガイアス〜ボスまでの長ーい道のりが一画面に!!〜」

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    高橋名人とコラボした、ひたすら連射の速さを競うゲーム「The 連射〜高橋名人と連射勝負!!〜」

除幕式には、野田クリスタルさんが本人が登壇。司会進行のヒロユキMc-Ⅱさんからアーケードゲーム化について感想を求められると「アーケードゲームにしたいとずっと思っていたので、1コ夢が叶いましたね。僕もゲーセンに通っていた人間なので、これ目的でゲームセンターに通う人が現れると思うとうれしいです。台パンはやめてくださいね」と喜びをあらわにした。

自らの手で筐体をアンベールした野田クリスタルさん。「イオンや吉本興業の劇場の前にも置きたいですね。レバー操作に慣れていない人でも遊べる簡単なゲームを選びました。Nintendo Switchをやり込んだ人がどうプレイするのかも見てみたいですね」と話す。

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    除幕式に登壇した野田クリスタルさん

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    改めて筐体を見て「家にも置きたいですね」と話していた

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    ゲームセンターでよく“ベガ立ち”していた野田さん。「ワンプレイ5分なので、待っている間は“ベガ立ち”してもらいたい」と話していた

アンベールのあとは、野田クリスタルさんが実際にアーケード筐体でゲームプレイを披露。「もともとレバー操作に慣れているので、これまではハンデ戦。本当の野田のプレイを見せるときがきました」と意気込む。ゲストとして登壇した『野田ゲー』に深い関わりのあるバイク川崎バイク(BKB)さん、デッカチャンさんが応援するなか、「みんなのつり革」からスタートした。

さまざまな路線をチョイスできる「つり革」で、今回は京急本線に挑戦。すぐトンネルに入って画面が見えにくくなる難易度の高い路線だ。

それでも開発者の野田さんであれば問題なく突破するだろうと思いきや、事件が発生。電車が発車するやいなや、画面が暗くなり、野田クリスタルさんは「どこいまどこ!?」とキャラクターを見失ってしまう。そして、トンネルから出たかどうかというタイミングでゲームオーバー。記録はわずか6.81秒で終わってしまった。

思わぬ失敗に大慌ての野田クリスタルさん。「暗いとこ越えればいけるから!」と、“泣きのもう1回”が始まる。

すると、今度は安定のプレイを披露。無事トンネルを抜け、そのあとも危なげなく電車に乗りこなす。結果、1回目の6秒が嘘のように、200.34秒というスコアを叩き出した。

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    『野田ゲー』の「ブロックくずして」に登場して“顔”が広まったデッカチャンさんと、バイクだけに“エンジン全開”で応援するBKBさんが応援に駆けつけた

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    3人の応援のもと、「つり革」スタート

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    が、あっけなくゲームオーバーに

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    さすがに、これでは終われないとリベンジ

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    すると、2度目の挑戦では神プレイを披露

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    200秒超えの記録を叩き出した野田クリスタルさん。「やっぱりレバーが超やりやすい」と太鼓判を押す

しかし、予想を超える神プレイで、除幕式の時間が残りわずかに。当初は4つのゲームすべてに挑戦する予定だったが、急遽、「The 連射」をプレイして終了することになった。

「ブロックくずして」に登場するデッカチャンさんは、「ボクのゲームは?」と不満そうだったが、簡単に収録ゲームを紹介したあと「高橋名人」とボタン連打で勝負する「The 連射」にチャレンジ。ここでも野田クリスタルさんは神プレイを披露する。3つのボタンを巧みに駆使した野田クリスタルさんが、見事、“高橋名人超え”を達成し、136連射という記録を出した。

なお、今回の野田クリスタルさんのスコアは、本人の直筆でボードに記録。店舗に掲出されることになっている。訪れたユーザーがプレイする際に比較しながら楽しむことができるだろう。

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    一定時間いかにたくさんボタンを押せるか挑戦する「The 連射」。136連射という驚異の数値を出した

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    野田クリスタルさんの直筆スコアは店舗にて展示予定。腕に自身のある『野田ゲー』プレイヤーは、記録更新にチャレンジしてみては

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    『野田ゲー』アーケードは、GiGO総本店の3階に3台設置される