Xがライブ放送を有料サブスクリプションの機能に変更する。

6月21日に、Xがライブ放送の情報を提供している公式X で、「まもなく、プレミアム会員のみが X 上でライブストリーミング(ライブビデオストリームの作成)できるようになります。これには、X 統合エンコーダからのライブ配信も含まれます。ライブ配信を継続するには、プレミアムにアップグレードしてください。」と発表した。

  • X公式 @Liveより

6月21日時点のXプレミアムの料金は、ベーシック(月額3ドル)、プレミアム(月額8ドル)、プレミアムプラス(月額16ドル)である。

変更により、Facebook、Instagram、YouTube、Twitch、TikTokなどでは無料のライブストリーミング機能を、Xは有料提供する唯一の主要ソーシャルプラットフォームとなる。Xは、投稿の編集、長文の投稿、広告表示数の削減、広告収益配分といった追加機能で、ユーザーを有料サブスクリプションに導いてきたが、ライブ配信のような広く利用されているコミュニティ機能を有料化させることはなかった。しかし、試験的な導入として、昨年10月にニュージーランドとフィリピンで新規ユーザーに1ドルを課金するボット対策プログラムを開始している。ライブ配信が減少するリスクが伴う今回の有料化は、サービスの完全有料化に向けた一連の動きの1つとも指摘されている。