コストパフォーマンスを重視したオリジナルブランド「情熱価格」などを展開するドン・キホーテが、6月14日に夏向け新製品の展示会を開催。ずらりと並んだ新製品の中から、ユニークなデザインの扇風機2製品を見つけたのでご紹介します。

  • 5月下旬に発売した「昭和レトロ リヴィング扇風機」。令和6年の新商品とは思えない存在感がある

1つは「昭和レトロ リヴィング扇風機」。昭和や平成初期を思わせるレトロデザインの扇風機はさまざまなメーカーで見かけますが、卓上で使えるミニサイズのものが多いなか、ドン・キホーテではレトロ扇風機が昔のような大型サイズで出たら面白いのでは? との考えから試験的に企画(情熱価格ブランドではありません)。価格は7,678円で、販売台数は3,000台限定です。

昭和時代を懐かしめる年代のユーザーに加え、Z世代を中心としたノスタルジックな雰囲気を好むユーザーにもおすすめとのこと。羽根ガードの古い雰囲気や、経年劣化をイメージしたであろうクリーム色の塗装、風量ボタンを押すと「ガチャ!」とアナログな音で強弱が切り替わるところが特に楽しめました。

  • 昭和レトロなダイヤル式タイマーと風量調節ボタン。左右90度の首振り機能付きで、搭載モーターはACモーターとなる

  • クリーム色のカラーは経年劣化を思わせる。子供のころ、おばあちゃんの家の和室にあった扇風機で遊んだな……とノスタルジックな記憶がよみがえった

  • ボタンが切り替わるガチャッという音と感触が小気味よい

ドン・キホーテらしい、イルミネーション機能が付いたサーキュレーターも展示されていました。「昭和レトロ リヴィング扇風機」と同じく3,000台限定の販売で、提供数が限られるため、置いていない店舗もあるとのこと。価格は8,778円。

羽根の中心が7色に光るイルミネーションサーキュレーターで、羽根や羽ガードの部分を半透明にしてライトを際立たせた製品。展示機では青い明かりが灯っていましたが、7色を選べるようになっています。乳白色の透明ガードに青い光が柔らかく広がり、意外と“癒し系”の雰囲気でした。

ターゲットは若年層。賑やかしの製品かと思いきや、3段階の風量調節や上下首振り機能、タイマー機能など、サーキュレーターに求められる機能も搭載。ドン・キホーテではインテリアや間接照明としても使えるとしています。

  • イルミネーションサーキュレーター。羽根と羽根ガードが半透明で、7色の光で周囲を照らせる

  • 設定は台座にある操作パネルで行えるほか、付属のワイヤレスリモコンでも操作可能。本体サイズはW210×D215×H295~345mm、重さは約1.9kg。適用畳数は14畳まで。製造メーカーは山善

  • くらげを思わせる半透明の羽根ガードから光がもれる。本体強度の関係で台座や軸部分などは透明にできなかったとのこと