ニコン・エシロールは6月3日、カメラレンズの技術を応用した新たな老眼対策レンズ「ロハス Zシリーズ」を発表した。

ロハス Zシリーズは、カメラレンズに使われているコントラスト評価「MTF」を解析し、メガネレンズの性能評価に取り入れた老眼対策レンズ。同社が独自に開発した光学設計エンジン「Zコントラストテクノロジー」により累進レンズ特有の歪みを抑え、コントラストが向上。ピントが合わせやすく、小さな文字もくっきり見える。この技術は全グレードのモデルに採用されている。

  • カメラレンズに使われているコントラスト評価「MTF」を解析し、メガネレンズの性能評価に取り入れた

ロハス Zシリーズのラインナップは、ライフスタイルと見え心地で「ロハスハンドレット プロ Z」「ロハスハンドレット エス Z」「ロハスハンドレット Z」「ロハステン Z」「ロハスセブン Z」の5つのグレードを用意。各グレードには用途にあわせ、遠近タイプの「forアクティブ」、中近タイプの「forウォーク」、「forホーム」、「forクラフト」の4つのタイプを揃える。

遠近タイプのforアクティブは、従来製品よりも累進帯(レンズ中間部)のコントラストが最大19%アップ。よりピント合わせがしやすくなった。コントラストの向上により文字が見やすくなり、手元の見えづらさや薄暗い場所での見えづらさなども解消している。

中近タイプのforウォーク、forホーム、forクラフトは、従来製品よりも遠方側方部のコントラストが最大42%アップし、常用しやすくなった。コントラストの向上により遠くがすっきり見え、遠くの文字の見えづらさや薄暗い場所での見えづらさを解消している。各グレードの詳細は以下の通り。

  • ロハスハンドレット プロ Z

ロハス Zシリーズの最上位モデル。フレームの形状に合わせて見え方を調整するフレームシェイプ、歪みが大きくならないサステナブルブースター、スマートフォンがよく見えるスマホブースター、左目と右目の像を揃えるごとで自然な見え心地となるR/Lワイドチューニング、レンズで目の位置関係に応じて度数を調整するフェイスプロフィール、フレームに合わせてレンズのカーブを選択できるカーブセレクションといった技術に対応する。

  • ロハスハンドレット エス Z

フレームシェイプに非対応のモデル。それ以外は共通。

  • ロハスハンドレット Z

フレームシェイプとサステナブルブースターに非対応のモデル。それ以外は共通。

  • ロハステン Z

慣れやすく見え幅も広がった前モデルのアップグレードタイプ。フレームシェイプ、サステナブルブースター、スマホブースター、ダイナミックブースターは非対応。

  • ロハスセブン Z

ライフスタイルに合わせて見え方を選ぶ。老眼対策の新基準。Zコントラストテクノロジーとカーブセレクションのみ対応のモデル。