ロボット掃除機の「ルンバ」を展開するアイロボットは、水拭きに対応した39,300円の普及価格モデル「Roomba Combo Essential robot」(以下、Essential robot)を発表した。4月19日に公式オンラインストアや認定販売店で取り扱いを開始し、サブスクリプション提供(月額1,480円)も行う。

  • Roomba Combo Essential robot。カラーはブラック、ホワイトの2色展開だ

Essential robotは、水拭き搭載で4万円を切る価格を実現した「ルンバ」シリーズのエントリー製品。これまで吸引と水拭きに両対応したモデルは10万円超えの上位機のみで提供していたが、Essential robotはエントリーモデルながら水拭き機能を搭載し、購入しやすい価格で販売する。操作もシンプルになり、初めてロボット掃除機を使う人や単身層、シニア層などへ訴求する。

清掃機能は、吸引、V字型のシングルアクションブラシ、エッジクリーニングブラシ、水拭き用のマイクロファイバーモップを総合した「4段階クリーニングシステム」が特徴。ゴミを吸引するモーターのパワーは従来から向上したという。

通常は掃除機掛け(吸引)で動作するが、付属の水拭き用モップを装着したバックプレートをダストボックスに取り付け、給水タンクに水を入れると、自動的に水拭きモードで稼働。1回の走行で掃除機掛けと水拭きを同時に行える。

  • 本体背面。水拭き用モップを装着している。中央のメインブラシは毛とゴム製のV時形シングルアクションブラシを採用

  • 壁際のゴミを掻き出すエッジクリーニングブラシ

床の汚れにあわせて、専用アプリ(iRobot Homeアプリ)と組み合わせ、吸引力を3段階、水拭き時の水分量を3段階で調整可能。稼働タイミングを指定するスケジュール設定も行える。清掃時間は1度の充電で120分で、掃除中にバッテリーが少なくなると自動でホームベースに戻る機能も搭載。家具を避けたり、階段からの落下を避けたりする機能も用意する。

一方で、価格を抑えたエントリー機として省かれた機能も多い。部屋のマップ生成や障害物検知などに使われるカメラは非搭載で、カーペットやラグの検知はできず、バーチャルウォールも設定できないため、水拭き時には入って欲しくない場所にあらかじめ物理的な障害物を置いたり、カーペットやラグを巻き上げておく必要がある。

また、部屋のマッピング記憶はできず、掃除するたびに新たにマッピングする仕様となる。このため、指定した部屋のみ掃除するといった設定はできないが、掃除後にどの場所を掃除したかをアプリで確認することはできる。バッテリーが少なくなりホームベースへ戻った後、充電後に掃除を再開する機能も搭載しない。

本体カラーはブラックとホワイトで、本体色にホワイトを採用することも特徴。特に日本で希望する声が多かったといい、ホワイトの本体色は12年ぶりのラインナップ追加となる。なお、Roomba Combo Essential robotは2022年7月に発売した「Roomba i2」の後継機という位置付け。Roomba Combo Essential robotの発売にともないi2は終売する。

  • 水拭き用のバックプレートをダストボックス裏に装着することで、水拭き掃除がオンになる

  • 水拭き時、バックプレートには水拭き用モップを取り付ける

  • バックプレートに水拭き用モップを装着したところ

  • ダストボックスを引き出したところ

  • ダストボックス脇に水タンクを搭載。マイクロポンプで水流を制御し、モップパッドを均一に湿らせて水拭きする